先日、知人より「浜田さんは何故アストン・マーティンが、好きなの？」との質問を頂きました。自分では、単純に映画００７シリーズの「ゴールドフィンガー」に登場のアストン・マーティンＤＢ５のカッコ良さに憧れて！！と思っていましたが？
記憶を辿るともっと前から英国のスポーツカーが好きだった様に思います。そこでハッと思い出したのが「月曜日の男」持統院丈太郎（ＪＪ）と言う探偵物のＴＶドラマです。Ｗｅｂで調べると放映は１９６１年～１９６４年（昭和３６年～３９年）でした。
丁度、私が１０歳～１３歳で時代背景で見ると１９５９年（昭和３４年）現上皇様のご成婚（正田美智子様との）で白黒ＴＶが普及し、１９６４年（昭和３９年）東京オリンピック開催でカラーが急激に普及し始めた時代（私の家庭では未だでしたが）です。
その頃の男の子の常で、車には強い憧れが有り、毎週ＪＪのＭＧＴＤに乗って颯爽とした活躍に胸を躍らせたものでした。同時にその頃のスポーツカーと言えば英国のライトウエイトスポーツMGやオースチンヒーレーが代名詞で否応なく好きになったのです。
又その頃の愛読書が、月刊誌「ボーイズライフ」（１９６３年～１９６９年発刊・昭和３８年～４４年）で車、飛行機等の乗り物のカラー写真が掲載されており夢中で読んだものでした。
ボーイズライフでは当然００７特集も組まれており、秘密兵器のアイデアを投稿するキャンペーンが有り、私の投稿したペン型の秘密兵器の案が、当選しワルサーＰＰＫと言う００７が所持するモデルガンが、送られて来た事も思い出しました。大感激！！
その当時の国内のスポーツカーは、ホンダＳ６００が１９６５年発売、フェアレディが、１９６２年発売で街中で見かける事は殆ど無く、唯一ＴＶと少年雑誌の情報が入って来る情報で知らず知らずの内に英国のスポーツカー（主にグリーン）好きになっていました。市内走行の車はダイハツミゼット（３輪車）やスバル３６０が主流でした。
それに追い打ちをかけたのが、映画００７シリーズの「ゴールドフィンガー」でのショーンコネリー演じる英国の情報部員ジェームス・ボンドの白のタキシードに胸に赤いバラを付け銀色に輝かくアストン・マーティンでの大活躍でした。
アストン・マーティンは、軽快なＭＧやＳ６００とは、一味違った高級感が有るものも決して派手では無く紳士の国英国の気品と大人の余裕を感じさせる車であると感じています。英国と日本、紳士の国と礼儀の国、共に王様と天皇陛下のおられる国（共感）
しかも１０８年の歴史を持ちクラフトマンシップの典型の様な手作りを基本とした車づくりです。１台１台に内装を手掛けた職人の名前を刻んでいるとも言われています。１０８年間に世に送り出した全車両の９０％が、現存しているとも言われています。
更にルマンでの優勝も有り特に戦後の車は、車種は違っても共通のイメージのフロントグリルを有しており一目でアストンと分かります。スポーツカーがミッドシップが当たり前の時代でも頑固な迄にフロントエンジン車を作り続けています。（今回初めてミッドシップを発表）その頑固さも又魅力の一つではあります。
私はフェラーリもジャガーもポルシェも好きですが、アストン・マーティンが断トツで好きです。本物はどう考えても手に入れる事は、無理ですが、モデルカーでしたら好きな車種を何台でも持てますのでモデルカー蒐集にはまったとも言えます。
