前回は、ブリティッシュ・レーシンググリーン、英国のレーシングカーを紹介しましたが、今日はロッサ・コルサ、つまりイタリアを代表する赤いスポーツカー、ファラーリのレーシングカーを紹介します。
フェラ-リは、アルファ・ロメオのレースドライバーだったエンツォ・フェラーリが、1947年設立をした会社で2年後の1949年、戦後発のルマンで166MMを駆って優勝するなど輝かしいスタートを切っています。
そして3回目の優勝を飾ったのが、フェラーリ250テスタロッサ№14です。テスタロッサとは、「赤い頭」の意味で新しく搭載されてシリンダヘッドが、赤く塗装されていた事に由来します。
2台目が、フェラーリ250GTO/330№26の車で1963年のルマンで6位入賞の車です。このクルマは、少し変わった素性でクラス優勝した330LMBと同じボディ形状ですが、中身は、250GTOです。
3台目が、1964年のルマン出走車№26です。形状は1962年の2位の250GTO№19とは変更が加えられておりルーフ形状が、ファストバックから上の様にカットオフルーフになっており250GTO64又はシリーズⅡと呼ばれています。
1964年のルマンには、250GTOのライバルとしてコブラ ディトナクーペが出走しており、№5は、4位入賞しています。
同じく小排気量ながらポルシェ904GTSも総合7位・クラス優勝しています。
この車は、従来のアルミボディでは無く、新素材のFRPで車体を構成しています。
本日の最後が、フェラーリF512Sです。
当時最強のポルシェ917に対抗して開発されましたが、当年のゼブリング12時間レースでの1勝にとどまりルマンでも同形車11台エントリーもプライベーターの1台の4位が最高成績で写真の№16は、リタイアしています。
但し、個人的にはフェラーリのマシンの中でも330P4と並び好きなデザインです。フェラーリの赤いマシンもなかなか魅力が有り、未だ未だ語り足りませんが、本日は、これ迄と致します。