モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

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戦うマシンの美しさ!その5 ロッソ・コルサ(レーシング・レッド)な車たち

 

 前回は、ブリティッシュ・レーシンググリーン、英国のレーシングカーを紹介しましたが、今日はロッサ・コルサ、つまりイタリアを代表する赤いスポーツカー、ファラーリのレーシングカーを紹介します。

 フェラ-リは、アルファ・ロメオのレースドライバーだったエンツォ・フェラーリが、1947年設立をした会社で2年後の1949年、戦後発のルマンで166MMを駆って優勝するなど輝かしいスタートを切っています。 

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フェラーリ250TR №14 1958年ルマン優勝 ロムオリジナル

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フェラーリ250TR 操縦席

そして3回目の優勝を飾ったのが、フェラーリ250テスタロッサ№14です。テスタロッサとは、「赤い頭」の意味で新しく搭載されてシリンダヘッドが、赤く塗装されていた事に由来します。

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フェラーリ250GTO/330 1963年ルマン6位入賞 BBR完成品

  2台目が、フェラーリ250GTO/330№26の車で1963年のルマンで6位入賞の車です。このクルマは、少し変わった素性でクラス優勝した330LMBと同じボディ形状ですが、中身は、250GTOです。

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フェラーリ250GTO 1964年ルマン BBR完成品

 3台目が、1964年のルマン出走車№26です。形状は1962年の2位の250GTO№19とは変更が加えられておりルーフ形状が、ファストバックから上の様にカットオフルーフになっており250GTO64又はシリーズⅡと呼ばれています。

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コブラ ディトナクーペ ルマン№5:1964年 モデルテクニカ完成品

1964年のルマンには、250GTOのライバルとしてコブラ ディトナクーペが出走しており、№5は、4位入賞しています。

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ポルシェ904GTS №34 1964年ルマン TECNOMODEL完成品

同じく小排気量ながらポルシェ904GTSも総合7位・クラス優勝しています。

この車は、従来のアルミボディでは無く、新素材のFRPで車体を構成しています。

 本日の最後が、フェラーリF512Sです。

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フェラーリF512S №16 1970年ルマン ミスタークラフト特製(ホスタロ)

当時最強のポルシェ917に対抗して開発されましたが、当年のゼブリング12時間レースでの1勝にとどまりルマンでも同形車11台エントリーもプライベーターの1台の4位が最高成績で写真の№16は、リタイアしています。

 但し、個人的にはフェラーリのマシンの中でも330P4と並び好きなデザインです。フェラーリの赤いマシンもなかなか魅力が有り、未だ未だ語り足りませんが、本日は、これ迄と致します。