前回、前々回は、世界で一番美しいスポーツカーを話題にしましたので改めて表題に移りたいと思います。実は、DB4GTザガート以降に両者(両社)のコラボ作品は、5台発売されています。全て市販車両がベースとなっています。
1台目は、V8ヴァンテージをベースにザガートが、デザインしたV8ヴァンテージ・ザガートです。
この車は、1986年のジュネーブオートショーで発表され、世界的なバブルの影響も有り、予約完売となりましたが、デザインとしての評価は、余り高いものではありませんでした。1990年迄にクーペ52台、コンバーチブル37台されました。
やはり当時は、モデルカーも発売されておらず、レッジンキットを購入も余り程度が良くなかった為、結局作製出来ないまま、現在に至っています。
次が、1994年にDB6以来23年ぶりに「DB」の称号の与えられたDB7から派生したDB7ヴァンテージをベースのDB7ザガートです。
実は、DB7は、23年ぶりにDBの称号と言いましたが、1991年以降、フォードの傘下のアストン・マーティンにとって画期的な車と言えます。それは、同じフォード傘下のジャガーの各モデルとのエンジンやシャーシ、電装系等の部品の共有化を図ったモデルで有ると言う点です。デザインは、イアン・カラムが担当しました。
インテリアには、上質なコノリーレザーの使用やウッドパネルの使用等、アストン・マーティンらしさは保たれていると評価されました。
このモデルによりアストン・マーティンは、飛躍的に生産台数、販売台数を伸ばす事になります。DB7系でアストンとして過去最高の約7、000台を販売しました。
2002年にこのDB7のフラッグシップとも言うべきヴァンテージをベースにザガートが内外装をデザインしたのがDB7ザガートで、2003年迄に99台限定販売されました。
リアのデザインで、ザガートの伝統のダブルバブル・ルーフをご覧頂けると思います。本日は、ここ迄と致します。
※アストン・マーティン・フェアへの問合せ有難う御座います。掲載車種以外は、番号をご連絡頂ければ本体の写真と個装箱の写真をメールさせて頂いております。宜しくお願い致します。