昨日迄のザガートとのコラボの話ではありませんが、今アストン・マーティンが進めている過去の遺産を生かした車作りの計画について書かせて頂きます。
アストン・マーティンには、ヘリテージ(受け継ぐ物、代々継承すべき物、遺産)部門としてアストン・マーティンワークスが、有りますがこの部門にて往年の名車を復刻して発売すると言うコンティニュエーション(継続生産)プロジェクトが進行中です。
その第1弾が、DB4GTザガートのベース車両のDB4GTです。このDB4GTは、ミラノのカロツッエリア・ツーリングのスーパーレッジェーラ工法により軽量なフレーム構造を採用。1959年~63年に75台が、生産され、内8台が軽量仕様。
そのわずか8台生産された軽量仕様を忠実に再現し、英国のニューポートパグネルの拠点で1台、約4,500時間かけて生産するアストンのクラフトマンシップの集大成とも言える車です。このDB4GTコンティニュエーションは、25台限定生産です。
そして第2弾が、昨日の「DBZセンテナリーコレクション」としてDBSGTザガートとペアで19セット販売のDB4GTザガート コンティニュエーションです。
そして第3弾が、ボンドカー「DB5ゴールドフィンガーコンティニュエーション」です。同車の生産台数は、25台限定で車両価格は、なんと約3億8,000万円!!
私が、アストン・マーティンに魅了された一因でも有る1964年公開の映画「007ゴールドフィンガー」でショーン・コネリー演じる主人公ジェームス・ボンドが、ドライブした有名なボンドカー仕様を007シリーズの制作会社イーオン・プロダクションの協力の元、全ての「秘密兵器」を再現・搭載した車となっているとの事です。
以上、往年の名車、「世界で最も有名な車」の復刻版の生産を2017年以降、矢継ぎ早に推進している事が、良いかどうかは、議論の分かれる所ではありますが、いずれも非常に魅力ある車でありますのでこれからも動向に注目したいと思っています。