又、初めに競馬の話を少しさせて頂きます。前回贔屓の馬でシンザンの仔スガノホマレの話をしましたが、次がシルバーランドと言う馬です。今年は桜花賞を白毛(突然変異)のソダシが勝ちましたが、この馬は芦毛(黒っぽく生まれ段々白くなるケース多い)です。やはりスピードに優れ、1973年(昭和48年)秋の愛知杯で2000mの日本レコード1分59秒9を叩き出します。これが日本国内で初めて2分を切った例として名を残す事になります。
本題に移ります。最初は、ポルシェ911(ナローポルシェ)です。
ポルシェ911は、1963年の発表から50年以上もポルシェのフラッグシップモデルとして生産され続けられているモデルです。当時は開発をフォルクスワーゲンとの提携関係によりVWが使用していた900番台の数字を採用。6気筒エンジン車を901として1963年のフラクフルトモーターショーで発表、1965年から販売開始しました。しかしフランスのプジョーが、2桁目に0を使用した3桁数字のネーミングを商標登録していた為、ポルシェは、901を911と名称変更しました。
初代911は、ナローポルシェと呼ばれますが、ナロー(narrow)とは幅が狭い、タイトの意味です。これは356よりも車幅が狭かった為です。※ちなみに356の車幅は1、660mm、ナローポルシェは、1,600mmです。初代の911の仕様は、全長4,135mm、空冷・水平対向6気筒SOHC、1,991cc、130HP。
次が、マメリカで発売以来一大ブームを巻き起こしたフォード マスタングです。
この車は、当時副社長であったリー・アイアコッカの指導の元、当時の第二次世界大戦後のベビーブーマー世代向けのスポーティカー の発売を狙い開発されました。1964年のニューヨーク万国博覧会の初日に発表された初代マスタングは、スポーティな外観、充分な性能、「フルチョイスシステム」と呼ばれる多彩なオプション群と巧みな広告戦略によりフォードとしてはT型モデル以来の大ヒットとなりました。これ以降、各社がこぞってスポーティカーを発売。日本でもトヨタが1970年にセリカで「フルチョイスシステム」方式を採用。その後、各社からスペシャリティカーが発売され大ブームとなりました。※アメリアでは、カマロ、チェレンジャー、日本ではコスモAP等
この車の仕様は、全長4,612mm、水冷V型8気筒OHV、4,728cc、271HP、最高速度は200km/hでした。
上のモデルカーは、1968年公開の映画「ブリット(Bullitt)」で刑事役のスティーブ・マックイーンが、敵の乗るダッチ・チャージャーとサンフランシスコ市内の急斜面でカー・チェイスをする映像が印象的な1968年型のフォード・マスタングGT390です。因みにこの車は、ガレージに過去40年間置かれたままで、昨年1月のオークションに出品され激しい入札の末、34万ドル(3億7,000万円)で落札されたとの事です。世界で最も有名なマスタングと言えそうです!!
本日はこれ迄にします。