前回に引き続いて1台目は、オースチン・ヒーレー・スプライトです。
日本では「カニ目」、英国では「Frog(カエル)eye」の愛称で親しまれる車でBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)の小型自動車オースチややモーリス等の部品を多用した小型軽量スポーツカーで若者からエンスージアスト迄広く愛され約5万台のヒット作となりました。1957年より発売されました。
次が、同じくイギリスのトライアンフTRー3です。但し写真は、代表的なTRー3Aです。TR-3は、1955年より、TR-3Aは、1957年より発売です。
オートバイで有名なトライアンフとは、戦前の1936年に分離している様です。TR(トライアンフ・ロードスター)の伝統を受け継ぐ車で1958年発表されました。仕様はTRー3Aで全長3,835mm、直列4気筒OHV,1,991cc、101HP,最高速度177km/hで約5万8,000台生産されました。
続いてはアルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スプリント・スペチアーレです。1958年に発表されベルトーネ時代のフランク・スカリオーネのデザインした当時としては最先端の流線形ボディを架装していました。
仕様は、全長4,120mm、直列4気筒DOHC,1,290cc、100HP,最高速度200km/hと高性能ツアラーです。生産台数は1,400台程です。
次が、ロータス・セブンですが、ここではケンターハム・スーパーセブンとの比較をしてみたいと思います。ロータス・セブンのモデルカーは持っていません。
ロータス・セブンは、1957年の秋のロンドン・ショーにてエリートと一緒に発表されました。この車は、サーキット迄自走してレースを楽しむ為に設計された量産キットカーです。当時の英国では自動車購入の物品税が、非常に高かった為、キットで購入し、自分で組み立てれば安くで購入可能でした。従って上記の様に比較してもオリジナルのセブンの状態が、分からない為、ほぼ似ているとしか言えない様です。残念!!ロータス・セブンの仕様は、全長3,120mm、直列4気筒OHV,948cc、37HP,最高速度152km/hで、更にチューンナップされたエンジンを積んだ高性能バージョンも用意されこれを「スーパーセブン」と呼んでおり、その後「スーパーセブン」と言う呼び名が有名になった為、ロータス・セブン初め他のセブン続の通称名として一般的に広く知られる様になったとの事です。ロータス・カーズは、1973年にセブンの生産を終了し、その折にロータス車のディーラーであるグラハム・ニアーンが、セブンの製造・販売権を取得し、ロンドン郊外のケンターハムが拠点であった為ケンターハム・カーズ設立し、その後今日迄セブンの「シリーズ3」の生産・販売を続けています。本日は、ここ迄に致します。