久しぶりに競馬の話題から。国内でディープインパクトに唯一土を付けた(2005年有馬記念)ハーツクライ(20歳)の種牡馬引退が発表されました。ハーツクライは、ダイワメジャー(皐月賞馬)、キングカメハメハ(日本ダービー、NHKマイル勝馬)と同期で日本ダービーではキンカメの2着。有馬記念と6歳時(現5歳)にドバイシーマクラッシック優勝とG1を2勝した馬です。今年の種牡馬ランキング(7月4日現在)は、デープインパクト、ロードカナロア(キンカメ産駒)に続く3位で、4位キズナ(ディープ産駒)、5位ルーラーシップ(キンカメ産駒)、6位キングカメハメハ、7位オルフェーヴル、8位エピファネイア、9位ヘニーヒューズ(唯一の輸入馬)そして10位ダイワメジャーでディープ、キンカメが亡くなりハーツクライが引退した今、今後のリーディング・サイヤー争いはキンカメ産駒とキズナ、エピファネイアに絞られそうです。キズナ頑張れ!!です。
本題に入ります。1台目は、1961年に登場のミケロッティデザインのモダンなオープン2シーター、トライアンフTR4です。
仕様は、全長3,960mm、直列4気筒OHV,2,138cc、105HP,最高速度180km/hで アニメ「ルパン三世」の峰不二子の愛車でもあるとの事です。
続いては、BMW1500です。1961年のフランクフルト・ショーで発表し、大きな反響を呼びました。その後のBMWの中核をなすセダンの原型となるモデルです。
その2ドア版が、上の1600-2です、1500の仕様は、全長4,440mm、直列4気筒SOHC,1,499cc、80HP,最高速度は150km/hです。
続いてMGBです。この車は、60年代を代表するスポーツカーのひとつで1962年の登場以来シリーズ全体で18年間で52万台生産されました。
人気の秘密は、軽量な車体による軽快なハンドリング特性、比較的高い信頼性、単純な機構により維持のし易さに有ると言われました。仕様は、全長3,890mm、直列4気筒OHV,1,798cc、95HP,最高速度160km/hです。
次が、戦後のフランスで最も成功したスポーツカーのひとつであるアルピーヌA110です。アルピーヌは、ルノーの資金援助を得てルノーのエンジンを使用しモータースポーツに参戦。ルノーの高性能版を作っているメーカーです。
ルノーR8をベースにFRPのモノコックボディを架装。数々のラリーで優勝、好成績の最大の武器は、RR(リアエンジン・リアドライブ)による絶大なトラクション(駆動力)とライバル車と比べて圧倒的に軽い(565Kg)事です。仕様は、全長3,850mm、直列4気筒OHV,956cc、75HP,最高速度192km/hです。
A110のベースとなったルノーR8で有名なゴルディーニ1100も紹介します。
イタリア人のアメデ・ゴルディーニは、戦前よりシムカと提携。「チューニングの魔術師」と呼ばれシムカ車ベースのチューニングカーでルマンでクラス3連覇を果たすなど活躍。1956年より新たなパートナーとしてルノーと提携し、ルノーベースのチューニングカーを世に送り出しました。そのひとつがルノーR8ゴルディーニ1100です。仕様は、全長3,995mm、直列4気筒,1,108cc,95HP,最高速度170km/hでルノーの競技用ベースモデルのひとつの頂点を極めた車との事です。
本日の最後が、フォルクスワーゲン・カルマン・ギア1500です。
カルマン・ギアは、コーチビルダー・カルマンとカロッツェリア・ギアのデザインをビートルに架装したモデルで1955年発売のタイプ1に続きタイプ3としてグラスエリアを広げ、シボレー・コルヴェアの影響を髣髴とさせるデザインで1962年発売されました。コルヴェアとはウエストライン周りの直線的モチーフに近似性が見れます。
仕様は、全長4,280mm、水平対向4気筒OHC,1,493cc、45HP,145km/hです。タイプ1程は、売れず総生産台数は、約1/10程度です。
本日はこれ迄に致します。