キズナっ仔の土曜・日曜の結果ご報告。土曜・日曜で５頭の２歳馬が、デビューしました。土曜は、サイードとオンリーオピニオンの２頭共に新馬勝。日曜の３頭の内函館５Ｒでは、エクラノーブルが勝ち、アスクワイルドモアが２着と期待通り！最後のサトノギベオンは、一番人気も残念ながら４着となりました。しかし種牡馬ランキングでは３２位⇒３位（確定）に躍進決定です。
本題に入ります。今日からアストン・マーティンのライバル、１９８０年代のスーパーカー、スーパースポーツを取り上げたいと思います。この時代は、残念ながらアストン・マーティン、ランボルギーニ共に余り業績が芳しくなく目立った車は発売されていませんが、フェラーリは、絶好調で話題の車が出現しています。
初めがフェラーリ２８８ＧＴＯです。ベース車は、３０８ＧＴＢですが、当時の競技車両規定グループＢ（世界ラリー選手権の最上位カテゴリー）のホモロゲーション（公認）に沿って製作。過去の名車２５０ＧＴＯも当時の競技車両規定に沿って開発された為ＧＴＯ（グラン・ツーリスモ・オモロゲート）と名付けられました。１９８４年のジュネーヴ・ショーで発表され、デザインは、ピニンファリーナです。
デザインとしては前後のフェンダーは大きく張り出し特にリアのフェンダーは、２５０ＧＴＯを髣髴とさせるダックテール形状と縦型ルーバーが３本（この２点はＧＴＯシリーズの共通のデザインモチーフ）入った特徴的な造形が採用されました。仕様は、全長４，２９０ｍｍ、９０度Ｖ８型ＤＯＨＣ，ツインターボ、２，８５５ｃｃ、４００ＨＰ，最高速度は、３０５ｋｍ／ｈです。２８８ＧＴＯは、競技車両として開発されましたが、１９８６年にＷＲＣ（世界ラリー選手権）の度重なる事故によりグループＢは、廃止となり、結局本来のラリーやレースには出走しませんでしたが、その高性能が人気となり、本来２００台生産予定が、最終２７２台生産されました。
続いては、同じくグループＢのオモロゲーション取得を狙い、当時のポルシェの持つ技術を結集した車、ポルシェ９５９です。１９８３年のフランクフルトモーターショーにてグルッペＢが、発表され、生産車に技術をフィードバックするモデルとして１９８６年より９５９として限定生産されました。一番の特長は、画期的とも言える四輪駆動（４ＷＤ）システムでコンピュータ制御で自動制御を行い、天候状態や路面状態により最適モードの選択が可能でした。尚、１９８９年に登場のスカイラインＧＴ－Ｒの４輪駆動システム（ATTESA E-TS)とツインターボの制御は、９５９を手本に開発との事。
仕様は、全長４，２６０ｍ、水平対向６気筒ＤＯＨＣ，ツインターボ、２，８４８ｃｃ、４５０ＨＰ，最高速度３００ｋｍ／ｈでベース車両は、９３０型９１１ですが、共有のパネルは無くケプラーやガラス繊維で強化されたエポキシ樹脂やアルミニウム合金を使い軽量化を図っています。９５９も結局、グループＢとしての世界ラリー選手権の参戦は出来ませんでしたが、１９８６年のパリ・ダカールラリーで総合優勝と２位、６位する等、名声を決定的にし、結果市販に踏み切りました。
又、同じ年ルマンにも９６１の名で出走し、天候変化の激しい事で有名なルマンでもフルタイム４ＷＤシステムの利を最大限に生かしてクラス優勝（総合７位）しました。
グループＢの生産台数２００台の予定が、予想を超えるオーダーにより最終的には２９２台生産されました。今でも特別なポルシェとして名車の誉れ高い車です。ＭＲコレクションのパールホワイト色とカブリオレ・Ｂｅｃｋｅｒを掲載します。
本日は、これ迄に致します。次回は、フェラーリの中でも特別な１台であり、今日紹介のポルシェ９５９のライバルでもあるフェラーリＦ４０を特集致します。
