今週のキズナっ仔の話題は、明日書こうと思っています。
本題に入ります。1980年代は、時代背景も有りスーパーカーと言える車は、比較的少ない様です。そこでその名と通りラリーの名車、ランチア・ラリー037を取り上げます。この車もフェラーリ288GTOやポルシェ959と同様に世界ラリー選手権に投入したグループB認証の車です。
デザインは、ピニンファリーナが、担当し当時最も美しいラリーカーと言われました。当時は、既に4WDが、有利とされていたグループBカーの中では珍しいミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)方式を採用。1983年にはグループB最後の2輪駆動チャンピオン・マシンとなりました。仕様は、全長3,915mm、直列4気筒DOHCスーパーチャージャー、1,995cc、205HPで約200台生産されました。ラリーは、いくつかのミッドシップ・レイアウトの車に影響を与え、ちなみにホンダNSXの開発責任者は、NSXの開発で最も参考にしたのが、このラリーと述べているとの事です。
続いては、1989年、18年ぶりにフルモデルチェンジした、メルセデス・ベンツ500SLです。電動ソフトトップを採用し、車両の傾きを感知し起き上がり搭乗者を保護するロールオーバーバーもこのモデルから装備されました。
仕様は、全長4,470mm、V型8気筒DOHC,5リットル、330HPです。
1980年代最後は、ポルシェをベース車両として独自の車造りを行っているRUF(ルーフ)・CTRです。ちなみにCTRとは、「グループC・ターボ・ルーフ」の意味しています。930型911をベースに車体・シャーシ・エンジンを徹底的に改良して1987年に発表されました。
この車は通称「イエローバード」と呼ばれています。これは、アメリカの自動車情報誌であるRoad&Track誌が、取材した時に、曇り空と黄色いボディカラーの車体が余りにも対照的で強い印象を与えた為、そう呼んだのがきっかけと言われその後、その車体の黄色を「ルーフ・イエロ」呼ぶようになりました。
又、同じRoad&Track誌の市販車最速を決める企画でフェラーリ288GTO、ランボルギーニ・カウンタック・ポルシェ959等各社自慢の高性能車が、フォルクスワーゲンのテストコースでテストされ、当時フェラーリF40の持っていた記録を塗り替え時速339.6km/hを記録。RUFの名前を世界中に広く知らしめました。仕様は、全長4,150mm、水平対向6気筒SOHC・ツインターボ、469HPで1988年にはイタリアのナルド・サーキットで最高速度342km/hを記録し、記録更新し、世界最速を証明しました。
最後は、久しぶりにアメリカからシボレー・コルベット(C4型・4代目)です。
3台目迄はダイナミックで力強いスタイルが特徴でしたが、4代目のC4型は、全体的に洗練されたスタイルになっています。仕様は、全長4,534mm、V型8気筒OHV,5,733cc、205HP、で上のモデルカーの最強グレードのZR-1は1989年に追加され当時GM傘下のロータスのV型8気筒DOHC,385HPを搭載していました。このエンジンは強力で各地のスピード競技で記録を更新し、最高速度は、289.5km/hを叩き出しています。
本日は、これ迄に致します。