収集家の心をつなぐ終活ショップ 絆 モデルカー店 ポルシェフェア開催中
今日は、暦の上では三連休の最終日です。今は、無職の私にとって最近カレンダーの曜日の感覚が、薄くなっている様です。それでは、1990年代~2000年代初めにかけて発表のコンセプトカーについて掲載致します。まず初めが、フォードGT90です。フォードGT90は、1995年1月のデトロイト・オートショーで発表されました。「世界最強のスーパーカー」を標榜し、1960年代ルマンで活躍したレーシングカー「フォードGT40」の1990年代に於ける後継車としての発表です。
スタイリングは、フォード社内で行われ張りの有る面と鋭角なエッジを持っており、後のフォードのスタイルテーマとなるニューエッジデザインへと繋がって行きます。又、ルーフ迄回り込んだ開口部を持つドア、フロントエアダムのインテーク、ライトカバー、フロントボンネットのエアアウトレット、リアピラーのインテーク等にGT40をイメージするデザインが用いられています。一方、リアのデザインは、逆三角形のテールレンズや三角形の開口部に設置されたマフラー等は、この車独自のものでGT40を連想させる部分は無いと言えます。仕様は、全長4,470mm、90度V型12気筒40バルブDOHC+ターボチャージャー,5,927cc、720HP,最高速度は、380km/hです。当初市販化の計画もあった様ですが、当時の首脳陣の判断で実現はしませんでした。次が、ジャガーXK180です。
この車は、XK車の発売50周年を記念して1998年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカーです。デザインは、1955年にルマンを制覇したジャガーDタイプのイメージを色濃く残している様です。仕様は、全長4,425mm、V型8気筒・スーパーチャージャー、3,996cc、450HP、最高時速180マイル(290km/hです。 次が、フェラーリ・ロッサbyピニンファリーナです。
この車は、カロッツェリア・ピニンファリーナの創立70周年を記念し、発表されたコンセプトカーです。550マラネロをベースに1台のみ製作されました。デザイナーの奥山清行氏のデザインでその年のベスト・コンセプトカー賞を受賞しました。こちらは、1950年代の250テスタ・ロッサのイメージでしょうか?仕様は、全長4,290mm、65度V型1気筒48バルブ、5,5リッターです。
最期に上記の「ロッサ」の発表の前年1989年の東京モーターショーにサプライズでワールドプレミアされた同じフェラーリの「ミトス(英語で神話の意味)」です。
ベース車両は、テスタロッサでオープン2シーターのバリケッタは、ロッサと共通しており、過去のフェラーリのレーシングカーが、ピニンファリーナのバルケッタボディを採用していた事へのオマージュを表現しています。仕様は、全長4,305mm、60度V型12気筒DOHC,4,942cc、390HPです。
最後に1991年ジウジアーロが主宰するイタルデザインが、ジョネーブモーターショーで発表したBMW・ナスカM12を紹介します。
この車は、イタルデザインが、BMWのフラッグシップクーペの850iをベースに本来のカロッツェリアとして仕事として、極めて贅沢な少量生産車の販売を目指して開発した車です。仕様は、V型12気筒SOHC(850i搭載エンジン)、2,850cc、300HP,最高速度300km/hオーバーと言われています。
本日はここ迄に致します。