カーグラフィック創刊６０周年「投票で選ぶ偉大なスポーツカーベスト６０」１位：ポルシェ　９１１：初代９０１型

またまた１週間ぶりです。去年の９月より週５日（９時～１３時）のパートを始めた事も有り、気分的に週末になっています。もう桜の季節も終わり、５月１日は、天皇賞・春、５月末には日本ダービー、その翌週には２歳馬がデビューとなります。本当に１年はあっと言う間です。今週のキズナっ仔の期待馬は、明日土曜日の福島牝馬ステークスのアブレイズ、オアシスステークスのクロパラントゥ、難波ステークスのセファーラジエル、日曜のフローラステークスのシンシアウイッシュです。天皇賞・春のディープボンドの前祝いを期待しています。

　３月初めよりスタートした「偉大なるスポーツカーベスト６０」もついに１位です。

１位　ポルシェ　９１１　「最新こそ最善」と呼ばせ続けた”意地”のスポーツカー

１９６３年に３５６の後継車としてフランクフルトモーターショーでデビューし、１９６４年から生産・販売がスタートした９１１は、以来約６０年間、８世代に渡り改良に改良を重ね、時代の先端を行く第１級のスポーツカーとして進化し続けて来た結果「最新の９１１が、最善の９１１」との矜持となっています。

初代　９０１型　当初は、開発コードそのままに９０１を名乗っていたが、プジョーが中央に０の入った３桁数字を全て商標登録していた為、９１１と改称しました。

初代９１１は、ナローポルシェと呼ばれますが、ナロー（narrow)とは幅が狭い、タイトの意味です。これは３５６よりも車幅が狭かった為です。※ちなみに３５６の車幅は１、６６０ｍｍ、ナローポルシェは、１，６００ｍｍです。初代の９１１の仕様は、全長４，１３５ｍｍ、空冷・水平対向６気筒ＳＯＨＣ、１，９９１ｃｃ、１３０ＨＰ。

９１１タルガは、オープンモデルの危険性について議論が高まっていたアメリカ市場を意識してロールバーを装着したものです。「タルガ」の名前は、４勝を上げる活躍をしていたイタリア、シチリアで開催されていた耐久レース「タルガ・フォーリオ」に因んで名付けられました。

９１１Ｒは、１９６７年に限定販売されたレース・ラリー用特殊モデルです。９０６とほぼ同等にチューニングされ２１０ＨＰに、更にフロントフェンダー、前後のリッド、バンパーがグラスファイバーに窓がアクリル板に置換され内装も簡略された結果、車両重量は８００ｋｇと大幅に軽量化されました。生産は先行試作３台、量産２０台の計２３台との事です。１９６７年にスピード世界記録に挑戦し、それ迄トヨタ２０００ＧＴが持っていた２，０００ｃｃクラスの記録を大幅に更新したと言われています。

上のモデルカーはポルシェ・ミュージアムのＭＩＮＩＣＨＡＭＰＳ製のモデルカーですが、仕様が不明です。又分りましたら追記したいと思います。

ポルシェ　９１１　カレラ　ＲＳＲ　２．８　１９７３年　ＭＩＮＩＣＨＡＭＰＳ完成品

ナローポルシェの中でも有名なのが、ナナサンカレラＲＳと呼ばれたＲＳ２．７ですが、この車は９１１カレラＲＳＲ２．８です。ボディは、有名な９１１カレラＲＳ２．７と酷似しています。ベースは、ＲＳ２．７でここから約８０Ｋｇ軽量化し、太いレーシングタイヤを履くために広げられた前後フェンダーや低められて車高など、より戦闘的なエクステリアを持っています。１９７３年にわずか５５台製造されました。仕様、全長４，１６０ｍｍ、空冷水平対向６気筒ＳＯＨＣ，２，８０８ｃｃ、３００ＨＰ。

最後が、９１１カレラ　ＲＳＲ２．８　１９７３年タルガ・フォーリオ出走車です。