モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

メーカー別・国別レーシングカー回顧:第1章:アストン・マーティン編②

 先週の期待馬ソングラインは、やはり距離が短かかったか?5着。ダディーズビビットは、4着の結果でした。そしてなんと種牡馬キズナは、先週は未勝利でした。ガッカリ!!気を取り直して今週の期待馬です。2歳未勝利に前走2着のショナンアレクサ、リヤンドメテオールが出走。また3歳牝馬の3冠目の秋華賞のトライアルレースのローズステークスにはエグランタインが出走です。2歳新馬にはなんとアルファエリザベスが出走します。故エリザベス女王を偲んで激走してほしいものです。同じく2歳新馬にはウェディングブーケ、ノーブルライジング、3歳、古馬ではエニシノウタ、シンシアウィッシュ、ビジン、ヘネラルカレーラに期待です。

 今回は、1950年からスタートです。前年の1949年にルマンにデビューのDB2ですが、1950年には直列6気筒、2,581ccのマシン3台で出走。下の№21が、総合6位、3リッタークラスで2位、性能指数クラスで3位の好成績でした。

アストン・マーティンDB2 1950年 ルマン№21 Spark完成品

同上 リアスタイル

一緒に出走した№20は、3時間でリタイア、№22は、総合5位、3リッタークラスで優勝、性能指数でもフランスのパナールとトップを分け合ったとの結果です。翌1951年(因みに私の生まれた年です)にはDB2、5台(№24~28)が出走し、№25が、総合3位、3リッタークラスで優勝、性能指数部門で4位で更に前年の優勝車タルボのコースレーコドを更新しました。因みに優勝は、ジャガーがCタイプで初優勝した年でもあります。翌1952年には、やはりDB2、5台で参戦。

アストン・マーティンDB2 1952年 ルマン№32 Spark完成品

同上 リアスタイル

上のマシンが5台の中で唯一の完走。総合7位、3リッター部門で総合優勝、1~2位を占めたメルセデス・ベンツ300SLに次ぐ3位の成績でした。又この車には、4基のSUキャブレターが装備されていました。翌1953年は、ワークスとしては新型マシンのDB3S、3台が出走。排気量は2,921ccになりましたが、3台ともリタイアと言う結果でした。

アストン・マーティンDB3S 1953年ルマン カルツオ完成品

同上 リアスタイル

優勝は、1951年に続き2回目のルマン制覇のジャガーCタイプです。

1953年に2度目のルマン制覇を成し遂げたCタイプ パドック完成品

フェラーリが375プラスで2度のルマンを制覇した1954年は、ファラーリVSジャガーの構図でアウトン・マーティンはDB3S他の5台で出走も全てリタイアです。

翌1955年は、史上に残る大惨事の年でジャガーDタイプとメルセデス・ベンツ300SLRの一騎討ちの中、1台の300SLRが、事故に巻き込まれグランドスタンドに飛び込み80人以上の死者と多数の負傷者を出す事になりました。結果トップを走ってイタ300SLRは、本社の指示で撤退。間接に事故の原因を作ったジャガーDタイプが、優勝すると言う皮肉な結果になりました。

Dタイプ ルマン優勝車№6 ラクーンオートオリジナル(ル・フェニックスベース)

アストン・マーティンDB3S 1955年ルマン 2位 Spark完成品

同上 リアスタイル

1955年のアストン・マーティンは、3台のDB3Sで参戦。上の№23が、総合2位、3リッター部門で優勝と言う好成績となりました。本日はこれ迄にします。

追伸:最近ディープインパクトの子供の話を余りしていませんが、勿論関心は有ります。但し2019年の7月30日に17歳(若い!)亡くなったディープは、今年の2歳馬がラストクロップ(最後の種付けの世代)で2019年春に24頭程に種付けしてその後亡くなった為、生まれた産駒の内、今分かっているのは、国内で6頭、海外で6頭です。その中から9月11日にオープンファイア(2歳牡)が、新馬戦を素晴らしい追い込みで快勝!因みにこの若駒は、セレクトセールで3億3,000万円で落札された期待馬でもありました。そしてもう一頭、アイルランドの2歳G2・チャンピオンズジュベナイルステークス(芝1600mm)にオーギュストロダン(彫刻「考える人」を製作のロダンの名前より)が優勝。英国の大手ブックメーカー(私設賭け業者)は、早くも来年の2000ギニー(日本の皐月賞)、ダービー(本場)の上位人気にしています。この馬の母親は、父が大種牡馬ガリレオでG1のロッキンジステークスを含めG1レース3勝、英オークスで名馬エネイブルの2着の牝馬ロードデンドロンで更に全妹には歴史に残る名牝(G1を7勝)のマジカルがいると言う良血です。来年の本場のクラッシックレースへの期待も高まります。