モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

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メーカー別・国別レーシングカー回顧:第3章:ポルシェ編③

 キズナっ仔の話題を書き出してから毎週金曜~土曜に掲載が恒例になりました。先週の結果です。天皇賞・秋のディープっ仔のシャフリヤールは、5着。勝ったのはディープの全兄ブラックタイドの後継種牡馬キタサンブラック北島三郎氏の持ち馬)産駒の3歳牡馬イクイノックスでした。パンサラッサの大逃げで始まったこのレースは、歴史に残る名レースとなりそうです。期待馬に挙げたキズナっ仔ですが、アルテミスステークス(2歳牝馬G3)のアリスヴェリテは大健闘の3着、エニシノウタとカフジテトラゴは共に特別レース2着、ニホンピロタイズ8着、リトルクレバー8着、サイード14着、インベルシオンとルーチャット、マホロバは共に1着、ミオカーロ6着で期待馬以外で2歳のティムールが初勝利を挙げました。今週の期待馬は最後に書きます。

 今日のポルシェのレーシングマシンは、ポルシェ911カレラ RSR(1973年~1974年)から始めます。このマシンは、911カレラRSをベースにグループ4規定に沿って開発されたマシンでこの2年間ポルシェワークスマシンでした。

ポルシェ911カレラ RSR 2.8 1973年タルガフォーリオ NINICHAMPS

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

このマシンは1973年のタルガ・フォーリオで6位に入ったマシンでマルティーニ・レーシングチームからエントリーされました。同年ヴァレルンガ6時間レースでクラス優勝した911カレラ 3.0のマシンが下のマシンです。

ポルシェ911カレラ RSR 3.0 1973年ヴァレルンガ6時間 NINICHAMPS

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

911カレラ RSRの仕様は、全長4,147~4,235mm、水平対向6気筒、2.8~3.0リッター、300~330HP、車両重量750~850Kgです。

続いては911カレラ RSRの後継車種のポルシェ935です。1976年にデビューしましたので935/76と表記されています。

ポルシェ935/76 1976年ニュルブルクリンク1000km MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

このマシンは、かの有名な930ターボをベースにしていますが、空気特性向上の為にローノーズ化されヘッドライトは、フロントチンスポイラーに移されていました。仕様は空冷水平対向6気筒SOHCシングルターボ,2,857cc、560HPと言われています。そして935は当時のレースシーンでは最強のマシンと言われておりさらに1978年には935/78通称モビー・ディックと呼ばれるモンスター・マシンを開発しています。

ポルシェ935/78 モビー・ディック 実車写真

車体はロングノーズ、ロングテールを持ち排気量は3,211ccに拡大、水冷式の4バルブのシリンダーヘッドに交換され750HPの出力を誇りました。そしてルマンコースのユーノディエールでは366km/hの当時の最高速度を記録しています。本日はこれ迄にします。

最後に今週のキズナっ仔の期待馬の紹介です。以前3歳馬の期待馬として挙げたハピが日曜日のみやこステークス(ダートG3)に出走、同じレースには長期休養明け3戦目のハギノアグレリアスも参戦。3連勝で神戸新聞杯の挑戦し7位に敗れたパラレルビジョンが、土曜の条件戦に出走。土曜日の京王杯2歳ステークスにはアスクドリームモア、2歳特別にヒシルリアン、新馬戦にオフィスバトル、ベルシャンブル、3歳、古馬ではメタルゴッド、ライラボンド、イフティファール、メイショウジブリ、スカイテラス、アイスリアン、ジューンレインボー、タマモワカムシャと今週も期待馬多数です!