モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

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メーカー別・国別レーシングカー回顧:第4章:アメリカ編2 フォード:ルマンへ挑戦の道①

 恒例の先週のキズナっ仔の成績ですが、期待馬が悉く惨敗!!未勝利に終わると言う残念な結果でした。残念!!ただ、公営の船橋競馬テリオスベル(5歳牝馬)が、JpnⅢ(国内格の重賞)クイーン賞に勝利したのが唯一の朗報でした。気分を変えて今週は、日曜日のダートG1レース、チャンピオンズカップに私の期待馬ハピ(3歳牡馬)が出走、ここ数戦の重賞での惜敗を突破し発重賞、G1制覇を期待しています。

土曜日の結果が出ました。古馬の特別レース2着のエグレムニ、条件レースでディープボンドが勝利、2歳未勝利でトロピカルライト3着、メイショウイッシン2着の結果でした。今から始まる日曜のレースでは、2歳新馬にトリオンファルマン、ベルリエゾン、2歳特別にフェステスバント、2歳未勝利にサンバデルンバ、ファームツエンティ、オフィスバトル、3歳、古馬にアサケレディ、ローゼライト、そして久々のスーパーホープが出走です。種牡馬ランキングのライバル、ドゥラメンテには有馬記念連覇を狙うタイトルホルダーが控えていますので今週は是非賞金を稼いでほしいです。

 今週のレーシングカーは、フォードです。前にブログでルマン挑戦の為に1963年にフェラーリを買収しようとして失敗。その後フォードはフォードGT40でルマン制覇したと書きましたが、当時のフォードのレーシングカーを掲載していきたいと思います。フォードにはルマン挑戦のノウハウは無かった為、イギリスのコンストラクター、ローラ・カーズと提携しローラ・マーク6をベースにイギリスに設立した開発拠点フォード・アドバンス・ビークルズ社(FAV)と共に新しいレーシングカーの開発を進めました。したのベース車両にはところどころフォードGT40のイメージが有ります。

ローラ・マーク6(ローラ・GT)実車写真 Wikipediaより引用

1964年にプロトタイプ車両が完成し「フォードGT」の名前で発表その後車体の高さが40インチからフォードGT40と呼ばれる様になりました。1964年のルマンには3台出走し、ラップレコードとルマン発の300km/hオーバーを記録するも全車両リタイア、その後シェルビー・デイトナクーペでルマンのGTクラス優勝を経験したシェルビー・アメリカンがレース活動を担当し車両を改良。1965年の開幕戦デイトナ2000kmで初優勝を飾るもルマンでは4台ワークスで参戦も全てリタイア。

1966年に改良方の「マークⅡ」が登場。開幕戦デイトナ24時間で優勝。更にルマンではブルース・マクラーレンとクリス・エイモンのマークⅡが優勝、更に1-3位をGT40・マークⅡが独占する結果となりました。

フォードGT40Mk.Ⅱ 1966年ル・マン優勝車 IXO完成品

フォードGT40 1966年ルマン出走車 Marsh完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フォードGT40 Mk.Ⅱの仕様は、全長4,290mm、V型8気筒OHV,4,736cc、475HPです。翌1967年のルマンではキャブレターを2基追加し出力を530HPに強化したマークⅣで参戦し優勝し2連覇を果たしました。

フォードGT40マークⅣ 1967年ルマン優勝車 IXO完成品

実は1967年のルマンには1965年迄フォードGTプロジェクトを行ってきたジョン・ワイアー率いるフォード・アドヴァンスド・ヴィークルズがフォードのワークスをシェルビー・アメリカンに引き継いだ後、ガルフをスポンサーに独自に開発したフォードGTをベースとしたマシンが出場していました。その車がミラージュM1です。

ミラージュM1 1967年 ルマン出走車 ラクーンオート特注 TENARIVベース

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ミラージュM1は、市販型フォードGT40を可能な限り軽量化し空力学的に改良を加えた究極のGT40とも言えるマシンです。仕様は、水冷90度V型8気筒OHV2バブル、5,776cc、425HP超で車重は、通常のGT40より70kg軽い920kgと言われています。このシーズン終了後レギュレーションの変更の為、フォードはワークス活動から撤退、マシンはプライベーターに託される事になりました。本日はここ迄にします。