モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

メーカー別・国別レーシングカー回顧:第4章:アメリカ編2 フォード:ルマンへ挑戦の後③

今週のキズナっ仔の結果です。2歳特別のエリカ賞ではなんとレミージュが11番人気で逃げ切り勝ち。単勝の配当が17,060円の万馬券!!3連単の配当が269万円となりました。びっくり!!です。一方、つわぶき賞のアリスヴェリテは、1番人気で最後追い込むも4着に惜敗でした。他の期待馬の結果では2歳牝馬G1阪神JFのイティネラートル13着、中日新聞杯のアスクワイルドモアは18着と惨敗でしたが、カペラステークス(ダートG3)のオーヴァーネクサスは9番人気で4着と健闘。2歳新馬のコウソクカナは4着、ホウオウエニシは14着、アルアマルは6着、2歳未勝利のサルヴァトーレは2着、古馬の特別のブロフェルド16着、メイショウゲキリン1着、スンリ3着、スパイラルノヴァ3着、オールザワールド9着、条件戦のジャルジェ12着、カフジテトラゴン1着、スリートップキズナ5着、ダンツキタイ3着と惨敗も有りますが4勝と入着も多く出ました。後3週です。今週の期待馬は最後にします。

 今回でフォードのレーシングカーは最終となります。前回にも書きましたが1967年シーズンの終わりにFIAがルールを改正した為、フォード本社はスポーツカーレースから撤退、多くのチームは、JWA(ジョン・ワイアー)の様にGT40を改良しレースに参戦しましたが、フォードの研究エンジニアのレン・ベーリーは、イギリスフォードの資金提供を受け、アラン・マン・レーシングとして3リッター以下のクラスに向け1968年3月に設計・デビューしたのがフォードP68です。

フォードP68 1968年 1000kmニュルブルクリンク MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

このマシンのエンジンは、フォードが、フォーミュラ・ワン用に導入したエンジンでルマンの様な長距離耐久レースには耐久性に問題が有った様で期待程の成績は残す事は出来ませんでしたが、非常に車体の低い流麗なデザインで美しいマシンとの評価もあります。私は個人的には余り好きなデザインではありません。

フォードP68 BOAC500km ブランズハッチ MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フォードP68の仕様は、全長4,220mm、水冷90度V型8気筒DOHC,2,993cc、420HPで車高はなんと900mm(ジョン・ワイアーGT40で1016mm)車重は670kgでその流麗なボディスタイリングは非常に注目を集めましたが耐久性の問題、走行安定性の問題が有り上の№58のマシンが、出走した1969年4月のブランズハッチにおけるBOAC500kmがP68として最後のレース参戦となりました。因みに上の巨大なウイングは、シャパラルの影響と言われています。

シャパラル F2 1969年ルマン出走車 MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

シャパラルは、アメリカの石油王でレーサーのジム・ホールによって設立されたレーシングカーメーカーで特にCANーAMで活躍しました。シャパラルは、アメリカの南西部に生息するカッコウ科の鳥で2歩足で荒野を疾走する事から「ロードランナー」とも呼ばれ1967年のルマンでは車名と白いボディカラー、更にハイマウントされた特徴的な巨大なウイングも有り「白い怪鳥」と呼ばれました。最後はモンテカルロ・ラリーに参戦したフォード・マスタングです。

フォード マスタング 1967年 モンテカルロ・ラリー hecomodels完成品

同上 サイドビュー

上記のモデルカーは、HECOMODELSのモデルカーですが、Sparkからも同じ№105の車が出ている様です。色々調べましたが仕様やレースの成績は不明です。以上でフォードのマシンは終了とします。

 最後にキズナっ仔の今週の期待馬です。出走頭数は多いですが、期待できそうな馬は少ない様です。牝馬重賞(G3)ターコイズステークスに重賞勝馬アブレイス、前走勝利のフラーズダルム。2歳特別にコンクシェル、マホロバ、2歳未勝利にグランベルナドット、メジェド、タイセイドルチェ、ネッロランパンテ、メイショウイッシン、2歳新馬にレシプロシティ、トラザクラ(そう言えば昔トクザクラと言う名牝が)、ネオトキオ、条件戦にエープラス、ドリアード、ムガ、モントブレッチャが出走です。土日は少し雨で馬場が悪くなりそうですがこれが吉と出るか凶と出るか微妙です。キズナっ仔は比較的重馬場には強い様ですが。。。