モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

メーカー別・国別レーシングカー回顧:第5章:ジャガーと英国車編②

令和5年の幕開けです。実は私は年男で今年の2月23日天皇誕生日に72歳となります。年を取るごとに時の流れが加速度的に早くなっている気がします。特に毎週競馬を見ていると一週間があっと言う間です。毎年1月5日が中央競馬のスタートで東西で金杯と言う名前の重賞が組まれています。競馬ファンは「金杯で乾杯」とその年の競馬運を占う様ですが、私は最近は全く馬券は買いません。大学時代は買っていましたが自分には賭博の才能は無い様で、今は好きだった馬の子供(例えばディープやキズナ)が勝利する事が喜びになっています。今日の東西の金杯にはキズナっ仔は出走しておらず、他のレースに7頭が出走しましたが勝てなかった様です。次は土・日・月の3日間開催です。最後に期待馬を上げたいと思います。

 今日のモデルカーはジャガーと英国車の2回目でやはりジャガーから始めます。ジャガーのレーシングカーの中でも最も有名なジャガーDタイプです。

ジャガーDタイプ 1955年ルマン優勝車 ラクーンオート(ル・フェニックスベース)

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ジャガーDタイプは、ルマン24時間レースにおいて1951年、1953年優勝したジャガーCタイプの後継モデルとして1954年に発表されました。基本メカニズムはCタイプの発展型で風洞実験を繰り返して作られた流麗なデザインをしており、外観上運転席後方のフィンが特徴的で長時間に及ぶルマン24時間レースで直進性を高めるのに寄与したと言われています。仕様は、全長3,912mm、直列6気筒DOHC、3,442cc、253HP,車両重量は、850kgと言われています。デビューの1954年にルマンに初参戦しましたがリタイア、しかし1955年から1957年の3年間連続優勝をする事になります。

ジャガーDタイプ 1956年ルマン優勝車 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

上のマシンは、ワークスエントリーでは無くエキュリ・エコス(スコットランド・レーシング・ガレージ)のプライベート・エントリーでユーノディエールの直線コースで252・455km/hの最高速度をマークし総合優勝しました。このレースにはXK140も参戦したいましたが、残念ながらリタイアしています。

ジャガーXK140 1956年ルマン Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

XK140は、XK120の後継改良型で1954年~1957年迄生産されXK140と言う名前は最高速度が140mph(約225km/h)である事からです。仕様は全長4,470mm、直列6気筒DOHC、3,442cc、190HPです。

ジャガーDタイプ 1957年ルマン優勝車 №3 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ジャガーDタイプのロードカーがジャガーXKSSで1956年暮れに生産開始です。

ジャガーXKSS Autoart完成品

XKSSは、Dタイプのショートノーズ版をベースにロードゴーイングカーとして製作されエンジンやメカニズムはDタイプと全く同じで日常での使用を考慮し外装では運転席と助手席の間のフレームとフィンが取り払われ風防はフロントウィンドウに変えられ、内装も快適性を考慮し革張りシートが用意されました。生産台数は1957年の工場の火災により在庫も部品も治具も消失してしまいわずか16台と言われています。

最後にキズナっ仔の期待馬です。重賞レースの出走は無く特別レースにセファーラジエル、オーヴァーネクサス、ルリアン、メイショウゲキリン、スパイラルノヴァ、条件戦にエープラス、マジックスピーチ、モラトリアム、スーパーホープ、スリートップキズナ、グリューヴルム、3歳新馬戦にパワフルボンド、ゼッタイ、モンネトワ、3歳未勝利にミオカーロ、アルセリア、トロピカルライトに新年の初勝利を期待しています。

本日はこれ迄にします。