モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

メーカー別・国別レーシングカー回顧:第5章:ジャガーと英国車編➃

 恒例の先週のキズナっ仔の成績から。重賞では愛知杯のアブレイスは4着、京成杯のサヴォーナも4着と人気を考えれば健闘した結果かと。又3歳特別のアリスヴェリテも4着、障害未勝利のダンツキタイも3着、古馬特別ではメタルゴットが勝利、エニシノウタは3着、条件戦のクロニクルノヴァ4着、ヒルノローザンヌが3着と勝利は1勝のみでしたが入賞が多く種牡馬成績も7位⇒6位とワンランク・アップでした。

 では前回の続きで1963年のルマンのマシンから始めます。前回書いた様に当時最強のファラーリ250GTOの登場によりアルミニウムボディでホモロゲーションを得られると分かるとジャガーが、ボディパナルをアルミニウムで作成し、エンジン、足回りチューニングしたEタイプ・ライトウエイトは、12台製作されましたが、アルミニウム製のXK3.8リットルエンジンは300HPの出力で車重さも920kgに抑えられておりスペック上はフェラーリ250GTOに匹敵しました。しかし実際には1963年のルマンでは1位~6位をフェラーリが独占し、ジャガーとしてはカニンガムに15号車が総合9位、4リットルクラス優勝とジャガーとして最上位でした。

ジャガーEタイプ ライトウエイト ブリックス・カニンガム 京商完成品

そしてフェラーリの上位6車に次ぐ7位だったのがACコブラ289です。

ACコブラ 1963年 ルマン 総合7位 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

この車はシェルビー・アメリカンからのエントリーでは無く有名な元レーサー、スターリング・モスを監督に据えたACカーズのワークスとしてのエントリーです。      続く1964年にはジャガーは2台のEタイプでルマンに参戦しました。この2台は元々ライトウエイトとして製作された”4868WK”と”49FXN”の2台で1964年のルマンではロードラッククーペのデザインに改造されています。その1台目が4868WKです。ドイツのピーター・リンドナーのエントリーで銀色になっています。

ジャガーEタイプ ライトウエイト 1964年ルマン №16 ラクーンオート特注品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

このモデルは、ジャガーのレーシングカーの中で個人的に最も好きな車です。

ジャガーEタイプ ライトウエイト 1964年ルマン №16 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

Sparkの完成品も非常に良く出来ていると思います。2台目が49FXNです。

ジャガーEタイプ ロウドラッグクーペ 1964年ルマン №17 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

上のマシンはピーター・J・サージェントによるエントリーで№16、№17ともに途中リタイアと言う成績となっています。№17は、少し珍しいモデルカーを持っています。英国のジャガー・クラッシック・ミニチュアと言うメーカーのドライバー、ピーター・ラムスデン、ピーター・サージェント、デザイナーのサミュエル・クラッツ博士のサイン入りのモデルカーです。

ジャガーEタイプ ロウドラッグクーペ 1964年ルマン №17

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

同上 3名のサイン入り 限定50台の内シリアル№36

因みに№16の”4868WK"のスペックは、全長4,455mm、直列6気筒、3,781cc、344HP、車体重量940kg、最高速度250km/hです。このジャガーの2台はロー・ドラッグ・クーペと呼ばれ僅か3台の生産と言われています。本日はこれ迄に致します。

 最後に今週のキズナっ仔の期待馬ですが、今週は有力馬が多数出走します。まずダート重賞の東海ステークスにはサラブレッドとしては昔は不治の病と言われていた「屈腱炎」で3歳の秋から1年8ヶ月も休養していたハギノアグレリアス。復帰4戦目ですが10戦5勝、2着2回で前走は重賞レースで首差の2着と人気になると思われます。是非キズナに本年初の重賞をプレゼントしてもらいたいものです。他にはこのブログで昨年の3歳時にダートのハピと並んで将来を期待していたパラレルヴィジョンが特別レース出走です。同じレースに出るオンリーオピニオンも期待出来ます。特別レースの期待馬はキャリックアリード、ルーチェット、ダディーズビビット、メイショウジブリ、ショウナンアレクサ、条件戦に、ヴァーサ、レディベル、スリートップキズナ、ショウサンキズナ、レッドヴァイス、ボルザコフスキー、3歳馬ではメジェド、シャンボール、アルアマル、3歳新馬にロードトラスト等有力馬が目白押しです。キズナ産駒の通算勝利数は397で後3勝で記念の400勝です。今週で大きく上積みをして種牡馬ランキングも3位以内を狙ってほしいと思います。今週の土日は楽しみです。