実は、この2月の末でこのブログを書き始めて丁度2年経ちました。この2年で新型コロナのパンデミック、ロシアのウクライナ侵攻等が起こり、自分自身も第3回目の就職と激動の2年間でした。又競馬の世界でも種牡馬の世界に君臨していたディープインパクトとキングカメハメハがほぼ同時期に死去し、種牡馬の世界も群雄割拠となっています。キングカメハメハ産駒のロードカナロアが次のキングの最有力候補ですが、我がキズナも3歳のクラッシックの活躍馬さえ出れば有力候補の1頭なのですが?先週のキズナっ仔は、阪急杯(G3)のダディーズビビットは、ゴール前鋭く迫ったもののわずか届かず惜しい2着、勝利は3歳未勝利勝のコイニョウボウ、リアンドメテオールの2勝のみでした。(追伸)2月25日にサウジアラビアで行われた国際競走1351ターフスプリント(G3)でバスラットレオンが勝利、昨年のドバイのゴドルフィンマイル(G2)に続き海外重賞、芝とダートの両方にて2勝目を飾りました。(大谷的に!)
今週の期待馬は、最後に書きたいと思います。前回は日本のレーシングカーを紹介しましたが、同時代にスピードを追求したマシンが有りますのでその紹介を致します。1台目は、日本のクラッシックカーのエース、トヨタ2000GTのタイムトライアルカーです。1966年10月1日~10月4日に谷田部の自動車高速試験場でプロトタイプが国際記録樹立の為のスピード・トライアルに挑戦しました。
種目はスポーツ法典Eクラス(排気量1,500~2,000cc)で当時ポルシェ、クーパー、トライアンフなどのヨーロッパのそうそうたる一流メーカーが保持していた記録を13カテゴリーで塗り替えました。但しこの記録樹立車は行方不明でトヨタ博物館にはレプリカが展示されている様です。市販車の仕様は、全長4,175mm、直列6気筒DOHC、150HPで生産台数は、337台との事です。2台目は前回に紹介したプリンスR380です。トヨタ2000GTに先立つ事1年前の1965年10月に同じ矢田部の自動車高速試験場のテストコースで速度記録挑戦会を実施。
結果、Eクラスの6つの国内記録を樹立。内4つは世界記録を樹立も当時の谷田部コースは、国際的に未公認であった為、参考記録となっています。続いて1967年には、日産R380-Ⅱが、10月に3度目の速度記録挑戦会を実施しました。
R380-Ⅱのスピードトライアルでは7つの世界速度記録を樹立しています。丁度日本の大衆車の代表、日産サニーとトヨタのカローラの初代がデビューしたのが1966年で正にトヨタ2000GTと日産R380は、プロジェクトXの世界です。因みにR380の仕様は、全長3、930mm(3,980mm)、直列6気筒DOHC、1,966cc、200HP(220HP)、620kg(640kg)、(かっこの中はR380-Ⅱの数字です)との事です。最後に今週のキズナっ仔の期待馬です。いずれも人気は余りありませんが、3つの重賞に出走予定です。土曜日の芝1200mmのG3オーシャンステークスに5歳牝馬スンリ、同じく3歳牝馬のG2チュリップ賞にアリスヴェリテとレミージュ、そして日曜の3歳G2弥生賞ディープインパクト記念にアームブランシュが出走です。特にアームブランシュには先週のサウジアラビアの世界最高賞金レース(一着賞金約13億1,865万円)サウジカップをパッサラッサで制覇した吉田豊騎手が騎乗。意外性の有る結果を期待です。本日はこれ迄にします。