モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:2章 情熱の赤・フェラーリ 創業77年の軌跡③ツゥールドフランス&スパイダー・カルフォルニア

先週のキズナっ仔の成績です。特別レースのギャンブルルームは3着、条件戦のヒロノラメール5着、3歳未勝利のナインストーンズ3着、オーヴァーマスター5着、ルージュールリアン4着、障害未勝利のジロー1着、そして好調な2歳馬では2頭出走の2歳新馬ナチュラルライズ(2歳牡馬)は、ダートの1800mを好時計で2着の6馬身、3着には大差勝で快勝、ブラックルビー(2歳牝馬)も芝の1800mを2馬身差勝と2戦2勝と2歳種牡馬ランッキングもキタサンブラックを抜き再び首位に立ちました。今週の期待馬は最後にご紹介です。今週のフェラーリの1台目は250シリーズでフェラーリ250GTベルリネッタ・ツゥール・ド・フランス、通称250GTTdFです。1956年から1959年まで生産されました。

フェラーリ 250GT TdF ロードカー 1958年 BBR完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

250GTの中でも最も高性能でボディは軽量なアルミ製でデザインは、ピニンファーリーナ、製作はスカリエッティが担当しました。仕様は水冷V型12気筒SOHC,2,953cc、最高出力は230~280HPで生産台数は94台との事です。

フェラーリ250GT・TdF 1958年ツゥール・ド・フランス優勝車 BBR完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フェラーリ 250GT ツゥール・ド・フランスの名称は、フランスのレース、トゥール・ド・フランスで8年連続総合優勝する活躍から名付けられたと言われています。ご覧の通り非常にシンプルで美しいデザインです。2台目は、250GTの中でもアメリカで最も人気の高い250GT カリフォルニア・スパイダーです。

フェラーリ 250GT カリフォルニア・スパイダー 1958年 MRコレクション

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

同上 操縦席

TdFと同様にピニンファーリーナにより設計され、スカリエッティによって1958年に発売されたこの車はアメリカのフェラーリディーラーのアイデアから生まれたモデルで歴史上でも最も人気の有るコンバーチブルとも言われています。仕様はV型12気筒SOHC、2,953cc、280HP,最高速度は201km/hと言われています。今日の3台目は、フェラーリ250GT SWBです。

フェラーリ 250GT SWB 1959年 BBR完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

250GT SWBとはShort・Wheelbase・Berlinettaの略で250GTのホイールベースを従来の2,600mmから2,400mmに短縮した事からこう呼ばれる様になりました。250GT TdFに代わる主力モデルとして欧米の耐久レースで活躍しボディは、コンペティションモデルはアルミ製、市販モデルはスチール製でした。レーシングカーとして最も有名なのが名手スターリング・モスが1960年のグッドウッドのツーリスト・トロフィで優勝した下のSWBです。

フェラーリ 250GT SWB 1960年 ツーリスト・トロフィー優勝車

SWBの市販車の仕様は全長4,150mm、V型12気筒SOHC、2,953cc、265~280HPで総生産台数は約160台と言われています。本日は以上で終わりと致します。最後に今週のキズナっ仔の期待馬です。今週の日曜日の札幌の牝馬の重賞レース、クイーンステークス(芝1800m GⅢ)には重賞勝馬コンクシェル(4歳牝馬)が出走です。上手く逃げれればしぶといです。新潟の障害重賞新潟ジャンプステークスにはサイード(5歳騙馬)が出走です。特別レースにはジャスティンアース、ニューノーマル、シロン、条件戦にはダノンピレネー、エリカサファイア、3歳未勝利にはファティーゾ、グレートスピリット、インマイポケット、ダノンロッキー、マイネルオデーサが出走します。残念ながら2歳新馬の出走はありません。札幌と新潟の2場開催で21頭出走します。暑い夏ですが暑さに負けずに無事に走ってほしいものです。


 

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:2章 情熱の赤・フェラーリ 創業77年の軌跡②次も名車 テスタロッサ TR57~58

最初は先週のキズナっ仔の成績です。日曜日の函館の重賞、函館記念のサヴォーナは、最後に外から良く追い上げたものの4着でした。他にエグランタインやモンブランミノルの様に人気で惨敗の期待馬もいましたが、特別レースでトロピカルライトが5着、モントブレッチャ5着、条件戦でゴージョニーゴー1着、エリカサファイア1着、サウンドアレグリア3着、グーヴェルナイユ3着、3歳未勝利でインマイポケット3着、シーニックビュー5着、フローラルセント1着、ビターメサイア2着、障害オープンでイフティファール5着等、土日で30頭の出走で14頭が5着以内に入着と先週同様堅実な成績で種牡馬ランキングは首位確保。2歳新馬では2頭の出走でギザギザラヴ4着でしたが、2歳最初の重賞レース函館2歳ステークスをサトノカルナバル(2歳牡馬)で制したキタサンブラックが僅かの差で2歳種牡馬ランキングでキズナを抜き首位に踊り出ました。今週の期待馬は恒例で最後にご紹介。

今日のフェラーリのモデルカーは、やはり名車の誉れ高いフェラーリテスタロッサです。前にも紹介しましたが「テスタロッサ」とはイタリア語で「赤い頭」を意味しエンジンの開発時に旧型エンジンとの識別の為にカムカバーを赤く塗っていた事からネーミングされたそうです。1957年に発表されたのが通称250TRです。

フェラーリ 250TR 1057年 ストリートカー ル・フェニックス       ホワイトメタルキットベース ラクーンオートさんのオリジナル完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

操縦席 約10cmの車体ですが運転席中央には跳ね馬のついたキーが揺れてます!!

フェラーリの250シリーズは、1953年~1964年に生産された初期のフェラーリでレーシングカー、ロードカー共に大きな成功を収めたモデルです。エンジンは殆ど全てのモデル共通でコロンボティーポ(Tipo)125V型12気筒2,963ccが搭載されていました。初期の250TR57は、市販車として19台製作されスカリエッティがデザインしたポーンツーフェンダー(浮舟形状のフェンダー)でした。

フェラーリ 250TR57 ル・マン TECNOMODEL ミラノシリーズ完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フェラーリ250TR58 ル・マン№18 TECNOMODELミラノシリーズ完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フェラーリ 250TR58 ル・マン №14 Art Model完成品

フェラーリ 250TR58 1958年 ル・マン 優勝車 
モデルガレージロムさん特注品(ルネッサンス レジンキット ベース)

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フェラーリ250TR(テスタロッサ)58の仕様は、全長4,170mm、V型12気筒SOHC、2,953cc、300HP、最高速度は270km/hと言われています。因みに250TRは、1960年には250TR60の№11,1961年には250TR61でル・マン24時間レースを3勝しています。実は1959年の優勝車がアストン・マーティンDBR1の№5でこの優勝がアストンのル・マンでの唯一の総合優勝となっています。この時代はフェラーリの黄金時代で1960年~1965年迄6連勝を飾っており1962年は330LM,1963年は250P、1964年は275P、1965年は250LMでの優勝です。

最後にキズナっ仔の今週の期待馬です。今週重賞の中京記念に唯一登録していたアスクワイルドモア(京都新聞杯勝馬)は、追い切り後に体調不良で回避。特別レースの期待馬はギャンブルルーム、チュウワモ-ニング、レミージュ、前走は惨敗もコイニョウボウ、条件戦のヒロノラメール、3歳未勝利のディアアリ-チェ、ダンデライオン、ナインストーンズ、ヴェルダージ、オーヴァーマスター、オーサムピクチャ、カイゼルスベルグ、ルージュルリアン、障害未勝利のジロー、そして今年好調の2歳新馬ナチュラルライズ(2歳牡馬)、ブラックルビー(2歳牝馬)の2頭が出走です。酷暑の夏ですが無事に激走期待です。

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:2章 情熱の赤・フェラーリ 創業77年の軌跡①一気に名声、フェラーリ166MM

2024年7月7日 函館 芝1800mの新馬戦を2馬身差で快勝のマジックサンズ

恒例の先週のキズナっ仔の成績ですが、マジックサンズ(2歳牡馬)がキズナっ仔として今年のデビュー馬として4頭目勝馬となりました。又ダート重賞のプロキオンステークスのハピは、やはり勝ちきれず4着、特別レースのティムール2着、グレートスピリット5着、障害オープンのアスターディゴン1着、条件戦のダイシンビヨンド10着、障害未勝利のインプレス3着、3歳未勝利のルージュピルエット1着、ダノンロッキー3着、レザンクレール1着、ハピの全弟リトルハピ1着、日曜日の特別でエープラス6着、3歳未勝利シュヴァリームーン7着、2歳新馬でカルテシウス8着、ピコブルー8着、ルジャータ2着、期待馬以外でも特別でレディベルが6番人気で2着、ニューノーマルが10番人気で3着と全32頭の出走で5着以内の入着が15頭と47%の断トツの入着率で種牡馬総合ランキングも2歳馬ランキングでも1位を死守しました。今週の期待馬は最後に紹介致します。モデルカーは、今回から今丁度創業者エンツォ・フェラーリの伝記ドラマの映画化「フェラーリ」が上映中ですが、1947年創業のフェラーリの歴代モデルカーを紹介します。因みにフェラーリのエムブレムは、イタリア語で「カヴァリーノ・ランパンテ(通称 跳ね馬)」です。

フェラーリのカヴァリーノ・ランパンテ 跳ね馬のエムブレム

このエムブレムの由来は第一次世界大戦中のイタリアの撃墜王、フランシスコ・バラッカの機体に付けられていた跳ね馬のマークと言われています。そのフェラーリを一躍有名にしたのが1948年のミッレミリアで優勝した事から名付けられたフェラーリ166MM(ミッレミリアの略)です。創業のわずか2年後の1949年のル・マン24時間レースで大排気量のベントレー等を破り総合優勝しています。

フェラーリ 166MM  1949年 ル・マン総合優勝 №22 BBR完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

166MMは計34台製作され内25台が上の優勝車と同じカロッツェリア・ツーリング製のバルケッタ型です。仕様は、全長3,607mm、V型12気筒SOHC,2バルブ、1,995cc、140HP、車体重量は800kgと言われています。因みに166MMは、フェラーリが初めて市販したモデルでもあります。そして昨年2023年の記念すべきル・マンの100回大会で1965年のフェラーリ250LM以来58年ぶりに10回目の総合優勝を飾ったのがフェラーリ499Pです。

フェラーリ 499P ハイパーカークラス 2023年ル・マン100回大会 総合優勝
№51 Look Smart完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

499Pの499は、エンジンのシリンダーあたりの排気量(総排気量2,994cc÷気筒数6=499cc)でPは、スポーツプロトタイプ(例えば名車330P4)に伝統的に与えられた呼称です。仕様は、エンジンがV型6気筒ツインターボ、2,994ccで200kwを発生のモーター・ジェネレーター・ユニットを搭載し、最高出力は680HPと言われています。実はル・マンの2位がトヨタGR010ハイブリットでフェラーリは1960~1965年にル・マンの6連覇を達成していましたが、この記録に並ぶトヨタの6連覇を阻止した事になります。

トヨタ GR010ハイブリッド 右の№8が2023年のル・マン2位 実車写真

トヨタに取って初のル・マン制覇が2018年のTS050でした。

トヨタ TS050 ハイブリッド 2018年 ル・マン 2位 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

2018年のル・マン24時間レースの総合優勝車は同型車の№8でした。仕様は、全長4,650mm、エンジンはV型6気筒直噴ツインターボ、2,400ccで前後輪にモーター・ジェネレーター・ユニット搭載の四輪ハイブリッド方式で最高出力は1,000HPと言われています。カラーリングは、「TOYOTA GAZOO Raching」の白×赤×黒パターンとなっています。実はここ5年程ル・マン24時間レースには余り関心を持てず昨年のフェラーリの久しぶりの優勝でル・マンハイパーカークラスのマシンを改めて見てフェラーリ499Pが久しぶりのレーシングマシンの購入でした。更に499Pをメルカリで探していた時に2023年のマシンでデザインとカラーリングが気に入り購入したのがポルシェ963ハイブリッドです。

ポルシェ 963 ハイブリッド ハーツ・チーム・ジョタ MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

 

上の№38のマシンは2023年のル・マンではハイパーカークラス13位との事ですが、仕様は、全長5,100mm、V型8気筒ツインターボとモーター・ジェネレーター・ユニット搭載で最高出力は670HPとの事です。因みに今年の6月15~16日に開催のル・マン24時間レースではフェラーリ499Pの№50が優勝しフェラーリが連覇を達成。2位がトヨタGR010の№7、ポルシェ963のハーツ・チーム・ジャタ№38はクラス9位でした。来年期待はアストン・マーティンの参戦です。

アストン・マーティン ヴァルキリー AMR ハイパーカークラス マシン 

ル・マンの話が長くなりましたがフェラーリの最後は166MMのベルリネッタです。

フェラーリ 166MM ベルリネッタ Art Model完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

最後の最後が今週のキズナっ仔の期待馬です。まず最初が日曜日の函館の重賞、函館記念(芝2000m GⅢ)にサヴォーナ(4歳牡馬)が出走です。暴力事件で騎乗停止だった池添騎手が騎乗です。名誉挽回の為にも好騎乗を期待しています。土曜日は、特別レースにエグランタイン、トロピカルライト、障害オープンにイフティファール、条件戦にゴージョニーゴー、モンブランミノル、ジークルーネ、タイガーリリー、リアンドメテオール、3歳未勝利にミレフォス、オールウェズキズナ、2歳新馬にギザギザラヴ、パワーストーン。そして日曜日には特別レースにモントブレッチア、条件戦にエリカサファイアサウンドアレグリア、グーヴェルナイユ、3歳未勝利にインマイポケット、カラーオブジアース、セキテイ、シーニックビュー、ビターメサイア、フローラルセントと期待馬多数です。全馬無事に頑張れ!!

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:1章:番外編 名門アストン・マーティン 創業111年の軌跡㉔1/43&1/87スケール

先週のキズナっ仔の成績です。13頭の出走で9頭が入着(5位以内)でした。期待馬としては2歳未勝利のラピッドダロウス3着、条件戦のモンブランミノル2着、ネバーモア4着、ヒロノラメール4着、3歳未勝利のセルース6着、グレートスピリット7着、ブルボンクイーン1着でした。他では3歳未勝利でブルーヴンウィーナーが7番人気で1着、特別レースでレミージュが8番人気で3着、チュウワモーニングが9番人気で5着、障害未勝利でリトルクレバーが3番人気で3着と堅実な実績で種牡馬ランキングでは2位ロードカナロアに少し差を詰められたものの首位を堅持、2歳種牡馬ランキングも首位を守りました。今週の期待馬は最後にご紹介します。前回でアストン・マーティンは最終回のつもりでしたが、蒐集品の中にSparkの完成品で1/87縮尺のアストンのモデルカーが4台有りましたので同じ車種の1/43縮尺のモデルカーと比較しながら紹介します。1台目がアストンのスーパーカーOne-77です。

アストン・マーティン One-77 2010年 Spark完成品 1/87スケール

左 1/43スケール 右 1/87スケール 共にSpark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン One-77の仕様は、全長4,601mm、V型12気筒、7,300cc、760HP,1,630kg、最高速度354km/hで生産台数は77台限定、価格は日本円で約1億3,700万円と言われています。

2台目はアストン・マーティン ヴァンテージ V12で2009年に発売された3台目のヴァンテージの最強車種です。

アストン ヴァンテージ V12 2009年 Spark完成品 1/87スケール

左 1/43スケール 右 1/87スケール 共にSpark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン ヴァンテージV12の仕様は、全長4,380mm、V型12気筒、5,935cc、517HP、1,680kg、最高速度306km/hです。

3台目は、2005年でル・マンのGTクラス優勝を遂げたDBR9のプレゼンテーション・モデルです。

アストン DBR9 プレゼンテーション・モデル Spark完成品 1/87スケール

 左 1/43スケール 右 1/87スケール 共にSpark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン DBR9の仕様は、全長4,687mm、V12型DOHC,48バルブ、6,000cc、625HP、1,170kgと言われています。

最後が、前回にも紹介のアストン・マーティン シグネットです。

アストン・マーティン シグネット 2011年 Spark完成品 1/87スケール

 左 1/43スケール 右 1/87スケール 共にSpark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

同上 上から

上の写真から1/87スケールは1/43のほぼ半分の大きさ(全長他)ですが体積的には遥に小さいモデルカーですが、Sparkのモデルは良く出来ていると感心しています。取り合えずこれでアストン・マーティン編は終了と致します。

最後は今週のキズナっ仔の期待馬です。まず最初は日曜日の小倉のダート重賞プロキオンステークスのハピ(5歳牡馬)です。ダートGⅠでも上位に食い込み実力は間違いないのですが、追い込み届かずで未だ重賞未勝利です。今回こそ期待しています。次が土曜日の期待馬です。小倉の特別のティムール(4歳牡馬)、福島の特別のグレートスピリット(3歳牡馬)、条件戦のダイシンビヨンド、障害オープンのアスターディゴン、障害未勝利のインプレス、3歳未勝利のルージュピルエット、ダノンロッキー、レザンクレール、リトルハピ、日曜日には好調の2歳新馬にカルテシウス、マジックサンズ、ピコブルー、ルジャータ、特別のエープラス、3歳未勝利のシュヴァリームーン、そして日曜日のプロキオンステークスにはバスラットレオン(芝とダートの2刀流の重賞勝馬)、レガーメペスカも出走です。先週はわずか13頭でしたが、今週は32頭が出走します。酷暑にも負けず無事に走ってほしいものです。

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:1章:番外編 名門アストン・マーティン 創業111年の軌跡㉓ラゴンダ&ラピード&シグネット

先週の宝塚記念で今年のJRA競馬の前半は終了しました。期待のディープボンドは、重馬場と激しい雨もあったのか7着に敗退。勝ったのはキズナのライバル、エピファネイア産駒のブローザホーンでエピファネイア産駒は今年GⅠレース4勝目(桜花賞ヴィクトリアマイル日本ダービー宝塚記念)となりました。只救いは前半終了時で種牡馬ランキングは2位のロードカナロアに約2億6,000万円の差を付けて1位。更に2歳種牡馬ランキングも1位で折り返しとなりました。2歳馬は、最も期待していたエリキング(2歳牡馬)が快勝、シークが3着、デアマトローナが2着と期待馬に入れ忘れたショウナンダナドゥ(6月1日の新馬戦で同じキズナ産駒のダノンフェアレディの半馬身差2着)が2着に5馬身差の快勝。下馬評では早くもダノンフェアレディ、エリキングと並び来年のクラッシックの期待馬に挙げられています。他の期待馬では障害重賞のオールザワールド7着、特別のヒルノローザンヌ17着、キットハナガサク9着、アスクアイルビゼア6着、条件戦のカイトグート2着、タイトニット1着、ロードリレーション3着、ジュンヴァンケット6着、アランヴァリテ10着、サウンドアレグリア7着、3歳未勝利のヘニーズネフュー3着、トラストボル1着、ストロングタイズ2着、エッカート2着、ダンデライオン3着、プリズマジコ1着の結果でした。今年の3歳馬も伸びしろの有る馬が多く後半戦でのGⅠレースに期待です。さて先週でアストン・マーティンは終わる予定でしたが、今回番外編でクーペ以外の車を紹介します。1台目が社名にもなっている4ドアスーパースポーツのラゴンダです。

アストン・マーティン ラゴンダ MkⅡ ABC Brianza完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン ラゴンダ 1982年 MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

同上  色違い  MINICHAMPS完成品

上のラゴンダは、1976年の英国国際モーターショーで2世代目として発表され、デザインから構造まで一新された新開発モデルです。「スポーツカーメーカーが作る4ドアセダン」を標榜し過去の伝統に縛られず低く長く、直線を主体の未来的なデザインとなりました。LEDを使用したデジタルメーターを採用も開発に手間取り発売は1978年になりました。仕様は、全長5,182mm、V型8気筒DOHC、5,343cc、243HPで車両管理にコンピューターシステム採用しこれは市販車としては世界発と言われています。次がラゴンダの後継車として2009年9月のフランクフルトモーターショーで発表され2010年~2020年迄製造・販売されたラピードです。

アストン・マーティン ラピード 2010年 TECNOMODEL完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

同上 MINICHAMPS完成品

ラピードの由来は1961~1964年迄製造された4ドアセダンのラゴンダ・ラピードです。リアゲートを持つ5ドア車で3代目のV8ヴァンテージやDB9、DBSと共通のテーマのデザインで4枚の前後のドアは、縁石等の干渉を防ぐ為に14度上方に開く様に設計された「スワンウイング・ドア」が採用されています。仕様は全長5,019mm、V型12気筒、5.9リッター、477HPで最高速度は296km/hと言われています。最後はロングボディのラピードとは対照的にアストン最小のモデル、シグネットです。シグネットとは英語で「白鳥の雛」の意味との事です。

アストン・マーティン シグネット 2011年 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

シグネットのベース車両はトヨタのマイクロクーペのiQです。

トヨタ iQ 2008年 MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

そもそもアストンとトヨタのコラボのきっかけはGAZOO Racingの活動の一環としてニュルブルクリンク24時間レースに出場の豊田章男氏が当時アストンのCEOを務めていたウルリッヒ・ベッツと同じピットになった事から交流を深め提携に至ったと言われています。iQの完成車両を日本より発送し、到着したらボディの内外装を分解し、1台1台職人の手作業でシグネットにカスタマイズされルーフ、左右ドア、リアフェンダーをの除くパネル全て専用設計されており完成には1台約150時間と言われています。インテリアも同様にアストンならではクラフトマンシップの仕上げです。

トヨタ iQ  &  アストン・マーティン シグネット

アストン・マーティン シグネット 実車写真

アストン・マーティン ジグネット 内装写真

トヨタ iQ 実車写真

トヨタ iQ 内装写真

シグネットの仕様は、全長3,078mm、直列4気筒DOHC,1.3リッター、94HP、車両重量988kgでiQの仕様は、2,985mm、直列4気筒DOHC,1.3リッター、94HP,車両重量950kgと言われています。シャーシやパワートレインは両者共通ですが、シグネットは消音材の追加エンジンマウントの変更によりより静粛性の向上が図られています。尚、シグネットは、日本国内で2011年より市販が開始され価格は約410万円からに設定されています。シグネットの最後は2018年のシグネットワンオフモデル「V8シグネット」です。グリーンの迫力のモデル

アストン・マーティン V8シグネット 実車写真

アストン・マーティン V8シグネット 操縦席

エンジンは、V8ヴァンテージSに搭載のV型8気筒、4,7リッター、430HP、最高速度は、274km/hと言う超ド級の性能です。

最後に今週のキズナっ仔の期待馬ですが、今週からローカル3場(函館・福島・函館)での開催で出走馬も13頭と少なくなっています。まず2歳馬は1頭で2歳未勝利のラピッドグロウス(2歳牝馬)、条件戦にモンブランミノル、ネバーモア、ヒロノラメール、3歳未勝利にセルース、グレートスピリット、ブルボンクイーンが出走です。全馬頑張れ!!です。

 

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:1章:最終章 名門アストン・マーティン 創業111年の軌跡㉒ヴァンテージV12、ヴァルキリーそして未来

先週の競馬では嬉しい話題が2つ有ります。1つ目はキズナっ仔のアリスヴェリテ(4歳牝馬)が、牝馬重賞マーメードステークス(GⅢ)で永島まなみ騎手(21歳女性騎手)を背に4番人気で見事な逃げ切りで重賞初制覇(永島騎手も初制覇)しました。

2024年6月16日京都競馬場マーメイドステークス勝利のアリスヴェリテと永島騎手

2つ目は、ディープインパクトの最後の産駒の1頭でこのブログで何度か取り上げている昨年の英国ダービー馬オーギュストロダン(4歳牡馬)が6月19日のロイアルアスコット開催のメインレース、プリンスオブウェールズステークス(GⅠ 芝9ハロン212ヤード、約2004m)でGⅠレース6勝目を挙げました。

6月19日ロイアルアスコット開催 プリンスオブウェールズS快勝のオーギュストロダン

今年は3月のドバイシーマクラッシック(GⅠ 芝2410m)で大差負けの最下位、前走タタソールズ金杯(GⅠ 芝10ハロン110ヤード)で3馬身差の2着と期待を裏切っており、今回は復活の勝利となりました。負けるときは大敗、勝つときは鮮やかに勝つと堅実な父ディープとは対照的ですが、間違いなく強い馬と思います。次走は昨年最下位10着と大敗のキングジョージⅣ&クイーンエリザベスステークス(GⅠ 芝11ハロン211ヤード)の可能性との事、強い彼を見たい!!競馬の話題が長くなりましたが先週はキズナっ仔の期待馬が大活躍でした。期待馬として挙げた順番で結果を記しますと特別戦でキットハナガサク1着、メイショウゲキリン3着、ジャスティンアース1着、トロピカルライト4着、ベルシャンブル7着。条件戦でティムール3着、ダイシンビヨンド4着、ノーブルライジング1着。3歳未勝利でルージュピルエット5着、ビターメサイア2着、アイドルリアン9着、シーニックビュー5着、スマートヌーメン9着。2歳新馬でラピットグロウス4着、ラトラース2着、そして障害オープンでタマモワカムシャが8番人気で1着でした。期待馬18頭で着外(5着以下)は、わずか4頭で5勝、2着2回、3着2回、4着3回、5着2回と賞金獲得でした。

 今回でアストン・マーティンの紹介は取り合えず最終回となります。最新のモデルで欲しいモデルカーや発売してほしいモデルは有りますが未だ発売されていないモデルも含め実車写真での紹介をして行きます。最初はヴァンキシュSの後継車としてアストンのフラッグシップモデルとして2018年6月に発表したDBSスーパーレッジェーラでDB11をベースに開発されました。DBSの名前としては三代目です。

アストン・マーティン DBS スーパーレッジェーラ 2018年 実車写真

DBSスーパーレッジェーラ & DBS(初代)007仕様

サブネームのスーパーレッジェーラは、イタリアのカロッツェリア、ツーリング社の採用した軽量化技術であり、過去DB4、DB5,DB6等で採用されています。仕様は、全長4,712mm、V型12気筒ツインターボ、5,204cc、725HPで最高速度は時速340km/hと公表されておりアストンの量産車としては史上最速の値となっています。モデルカーは1/18では発売も1/43では未だの様です。2台目が2022年3月に正式に発表されたV12ヴァンテージです。

アストン・マーティン V12 ヴァンテージ Solido完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン V12 ヴァンテージ 実車写真

生産台数は333台に限定され仕様は、V型12気筒ツインターボ、5.2リッター、700HP、最高速度320km/hと言われています。量販車としての最後がDB11の後継車として2023年5月に発表されたアストン・マーティンDB12です。

アストン・マーティン DB12 2023年 実車写真

この車も未だモデルカーとして発売は未だの様ですが、発売を期待しています。仕様は、全長4,725mm、V型8気筒ツインターボ、4リッター、680HP、最高速度は325km/hと言われています。最後の2台は現在進行形のプロジェクトでアストン発のミッドシップ・モデルで2021年に発表されたヴァルキリー(北欧神話に登場するワルキューレ(半神)の英語表記)でF1のレッドブル・レーシングと共同プロジェクトとして開発されました。

アストン・マーティン ヴァルキリー 1/64スケール GTスピリット完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン ヴァルキリー 実車写真

仕様は、自然吸気V型12気筒、ミッドシップ、6,500CC、1,014HPと排気ガス規制に適合するロードカー用自然吸気エンジンとして初めて1,000馬力に達したと言われています。又AM-RB002と呼ばれるサーキット専用ヴァルキリーはAMRーProと呼ばれて当初はル・マンの総合優勝を狙って開発されたハイパーカーです。この計画は当面延期された様です。

アストン・マーティン ヴァルキリー AMRーPro 実車写真

そして最後を飾るのはアストン・マーティンの未来を担うヴァルキリーの技術を生かしたミッドシッププラグインハイブリッドのパワートレイン搭載のロードカー、アストン・マーティン ヴァルハラ(北欧神話由来との事)です。

アストン・マーティン ヴァルハラ 2025年予定

ヴァルハラの仕様は、リアミッドシップエンジン、全輪駆動、メルセデスAMG製、V8ツインターボ、4リッター&電気モーター 2×永久磁石同期電動機(リア1個、フロント1個)、950HP(電気735kw、986HP)、車体重量1,550kgで当初500台限定でしたが、999台に増え価格は80万ドル(58万ポンド)との事です。最後は今週のキズナっ仔の期待馬です。

2024年4月28日京都競馬場 天皇賞・春で3着に健闘のディープボンド 真ん中

まず6月23日京都競馬場で行われるグランプリ宝塚記念(芝2200m GⅠ)に過去GⅠレースで2着4回(2021年・天皇賞・春有馬記念、2022年・天皇賞・春、2023年・天皇賞・春)のディープボンド(7歳牡馬)が出走です。過去2回の宝塚記念では4着、5着でしたが、今回は競馬場は阪神から京都に代わり馬場も悪化しそうな事も有り穴人気になりそうです。なんとか悲願達成を期待しています。次が障害重賞東京ジャンプステークスの障害3連勝中のオールザワールド(牡7歳)です。他には特別レースのヒルノローザンヌ、キットハナガサク、アスクアイルビゼア、条件戦のカイトグート、タイトニット、ロードリレーション、ジュンヴァンケット、アランヴェリテ、サウンドアレグリア、3歳未勝利のヘニーズネフュー、トラストボス、ストロングタイズ、エッカート、ダンデライオン、プリズマジコ、そして好調な2歳新馬のデアマトローナ、エリキング(最も期待)、シークです。梅雨前線の影響で馬場の悪化が心配されますが、キズナっ仔は比較的悪い馬場には適応出来そう(期待も含め)ですので無事に全馬の健闘を期待しています。

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:1章 名門アストン・マーティン 創業111年の軌跡㉑アストン・ヴァンテージ(4代目)

早速先週のキズナっ仔の成績です。函館スプリントステークスのアサカラキングは1番人気に支持されましたがスタートもダッシュも悪く直線で馬群に飲み込まれ9着と惨敗しました。そして勝ったの種牡馬争いのライバル、ロードカナロア産駒のサトノレーブでした。又、イクイノックスの半妹ガルサブランカ、ディープの最後の産駒のオンファイアも共に5着に敗退でした。但し大挙43頭出走のキズナっ仔は頑張り期待馬26頭で1着6頭、2着3頭、3着1頭、4着2頭、5着3頭で15頭が入着で重賞勝馬を出したロードカナロアとの差も少し広げました。勝ったのは特別戦のメイクユーマイン、エープラス、インザモーメント、条件戦のヴィレム、未勝利のネバーモア、ベルブリエでした。アサカラキングが勝っていれば更に差を広げられたのですが、贅沢は敵です。

 さて今週のアストン・マーティンは、アストン・マーティン・ヴァンテージ(4代目)で2017年11月に発表され2018年6月よりデリバリー開始です。

アストン・マーティン ヴァンテージ(4代目)2018年 実車写真

アストン・マーティンDB10 ボンドカー 2015年 実車写真

前の回にも書きましたが、ヴァンテージ(4代目)には余り述べられてはいない様ですが、DB10のデザインの影響が、フロントグリルの形状、前輪の後ろのバジル形状、屋根の形状に現れていると思います。2018年発売されたのはヴァンテージ V8 クーペでエンジンは、DB11同様メルセデスAMGのツインターボV8エンジンを搭載しています。仕様は、全長4,465mm、V型8気筒DOHCツインターボ、510HP、最高速度314km/hと言われています。又ヴァンテージのバリエーションの1台としてアストン・マーティンが61年振りにF1レースに復帰した事を記念したV8クーペが、ヴァンテージF1エディションです。

アストン・マーティン ヴァンテージ F1エディション シュコー完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

この車は後部に固定されたリアウイングが架装されエンジンも535HPに出力アップで上のアストンマーティン・レーシンググリーン、ジェットブラック、ルナホワイトの3色で提供され2021年5月よりデリバリーが開始されました。

アストン・マーティン F1 モデル名「AMR21」実車写真

アストン・マーティンが、F1コンストラクター(車両の製造者もしくは制作を依頼したチームを意味します)としてF1への参戦は1960年以来61年ぶりで上のAMR21もモデルカーが発売されている様ですが、入手出来ていません。アストングリーンの非常に美しいマシンと思います。又2021年のF1グランプリではこれ迄24年にわたってF1レースのペースカーを担ってきたメルセデス・ベンツとともにアストン・マーティンもペースカーを供給しています。

アストン・マーティン ヴァンテージ F1ペースカー 実車写真

更にヴァンテージは、モータースポーツにも非常に力を入れており2018年のヴァンテージをベースに開発したのがヴァンテージGTE(AMR)とも呼ばれているマシンでモータースポーツ部門のアストン・マーティン・レーシングが開発しました。

アストン・マーティン ヴァンテージ 4代目 2018年 実車写真

実はヴァンテージのレーシングカーを詳しく掲載しようとした所、このブログの2022年9月2日の掲載内容が、正にそれでした。テーマが、「ルマンの戦い:アストン・マーティン・レーシングVSコルベット・レーシング 第三ラウンド(2018年~2022年」です。ここでは各マシンの写真を1枚ずつ紹介します。

アストン・マーティン ヴァンテージ GTE 2018年 ル・マン Spark完成品

上の№97のマシンは、2018年のル・マンでLMGT-Proクラスで13位のマシンです。同型車の№95がクラス8位でした。

アストン・マーティン ヴァンテージ GTE 2019年 ル・マン Spark完成品

2019年のル・マンで上の№95が途中リタイア、№97が、クラス12位でした。

アストン・マーティン ヴァンテージ AMR 2021年 ル・マン Spark完成品

上のマシンは、2021年のル・マンに星野敏氏、藤井誠幡氏らがプライベート・チームとして初参戦しLMGTEーAmクラスで6位とと健闘したマシンです。

アストン・マーティン ヴァンテージ AMR GT4 Spark完成品

ル・マンへの参戦ではありませんが、2019年のニュルブルクリンク24時間レースで生産車に一番近い車両のクラスのSP8Tクラスで優勝したアストン・マーティン ヴァンテージ GT4です。ヴァンテージ F1エディションに良く似た渋い艶消しのアストン・グリーンの美しいマシンです。以上で4代目ヴァンテージは終了です。

最後に今週のキズナっ仔の期待馬です。まず日曜の京都の牝馬重賞マーメイドステークス(芝2000m GⅢにアリスヴェリテ(4歳牝馬)とベリーヴィーナス(5歳牝馬)が出走します。2頭共に格下で人気はありませんが、共に前走勝ち上がりしかもハンデ戦である点に少し期待する点が有ります。更に特別戦にはキットハナガサク、メイショウゲキリン、シャスティンアース、トロピカルライト、ベルシャンブル、条件戦でティムール、ダイシンビヨンド、ノーブルライジング、3歳未勝利でルージュピルエット、ビターメサイア、アイドルリアン、シーニックビュー、スマートヌーメン、そして2歳新馬にラピッドグロウス(2歳牝馬)、ラトラース(2歳牡馬)、最後に障害オープンのタマモワカムシャです。先週程ではありませんが計28頭出走です。頑張れ!!キズナっ仔達です。