モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

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名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:2章 情熱の赤・フェラーリ 創業77年の軌跡⑦コンセプトカー206S&246GT&P5ピニンファリーナ

1週間があっと言う間に経っています。台風7号は東京~八王子には余り被害は無かった様ですが、ここ2~3日は都内でもゲリラ豪雨でマンホールのフタが吹き飛んでいる様で雷の鳴らない日は無い様です。先週のキズナっ仔の成績です。重賞CBC賞のアネゴハダは、力不足化か、18着と最下位でした。特別レースで特に期待したゴージョニーゴーは3着、アスクアイルビゼアは発走除外でした。条件戦ではブルーヴンウィナーが4着、G1馬ダイナファンタジー(父ディープインパクト)の半弟スティンガーグラスは5馬身差で1着、秋に期待を持たせてくれました。3歳未勝利ではカレンワッツアップ1着、オーヴァーマスター2着、カラーオブジアース5着、ルージュアベリア1着、期待馬には挙げていない初出走のダブルハートボンドが6馬身差の1着とダート戦線で期待です。好調の2歳馬では2歳新馬でショウナンカゼルタが3着、2歳未勝利でリアンベーレ5着、シーク4着、デアマトローナ7着とやや期待外れでした。結果、27頭の出走で12頭が5着以内とまたまた堅実な成績でした。今週の期待馬は最後に紹介します。今週のモデルカーは、2台のコンセプトカーを中心に紹介です。まず1台目がフェラーリの創業者エンツォ・フェラーリの長男で1956年に夭折したアルフレーソ・フェラーリ(愛称・ディーノ)が病床でアイデアを出したとされる65度V型6気筒DOHCエンジンを搭載し、V型12気筒エンジンと既存車種と区別の為、「ディーノ」のブランドのディーノ206のスポーツレース用206Sです。

ディーノのエムブレム

ディーノ206/S 1966年 Art Model完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

フェラーリ ディーノ 206S 1966年 実車写真

ファラーリ ディーノ 206S ベルリネッタ Art Model完成品

ディーノ206Sは、1966~1967年にかけてディーノブランドで製造したスポーツプロトタイプです。上のモデルカーは13台製造されたスパイダーでベルリネッタと合わせ18台生産されました。御覧頂ける様に最も美しいレーシングカー330P4の縮小版とも言えるレーシングカーです。仕様は全長3,875mm、65度V型6気筒、ミッドシップ、1986cc、220HP、車体重量580kg、最高速度は270km/hで美しいだけでは無くレースでも活躍。1966年にはタルガ・フォーリオで総合2位、クラス優勝、スパ1000kmで総合6位、クラス優勝、ニュルブルクリンク1000kmでも総合2位、クラス優勝を果たしています。次はモデルカーは持っていませんが、206Sをベースにピニンファリーナが手掛けたコンセプトモデル、フェラーリ・ディーノ・コンペティツィオーネ・プロトティーポです。

フェラーリ ディーノ206 コンペティツィオーネ 1967年 実車写真

デザインは、パオロ・マルティンで1967年のフランクフルトモーターショーで発表されました。これらの206シリーズの市販版がディーノ206GTで1967年に発売されました。ファラーリが製造した初のミッドシップ2シータースポーツカーです。

ディーノ 206GT 1967年 実車写真

フロントのバッジはディーノですが、フェラーリ社がリアにオプションで跳ね馬のエムブレムも新車時に取り付けていた事実も有りフェラーリ・ディーノとも呼ばれています。仕様は全長4,150mm、65度V型6気筒DOHC,1987cc、185HPでエンジンは横置きミッドシップとなっています。生産台数は152台です。この車は、現代におけるV型8気筒エンジン搭載のフェラーリの始祖的存在でもあります。206GTを引き継ぎ1969年に当時のライバル、ポルシェ911が2.4リットルに拡大した事もありエンジンを2,4リットルにしたのがディーノ246GTです。

フェラーリ 246GT 1969年 MRコレクション完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

仕様は、全長4,235mm、65度V型6気筒DOHC、2,418cc、195HP、最高速度は235km/hで1973年当時小林彰太郎氏は、「ディーノ246ほど、ワインディングロードを速く、安全に飛ばせる車はない、操縦性、ロードホールディングは文句なく絶品」とカー雑誌のテストで評価しています。因みに1970年代のスーパーカーブームのスターの中の1台でもありました。最後はやはりコンセプトカーで幻のフェラーリとも呼ばれるフェラーリP5です。1968年のジュネーブショーでデビューしたピニンファリーナが製作したレーシングプロトタイプです。

フェラーリ P5 ピニンファリーナ プロトタイプ 1968年 Ilario完成品 

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ボディの流麗なラインはフェラーリだけではなく後の多くの車に影響を与えたと言われておりショーの最中にアルファ・ロメオの重役の見染められボディーだけP5から取り外してTipo33のシャーシに載せアルファ・ロメオP33として世に送り出したと言う逸話が残っています。

アルファ・ロメオP33 何のモデルカーか不明

そして近年、このシャーシを発見したオーナーガP5のボディーを再生し元のフェラーリP5が復活したとの事です。以上でモデルカーは終わります。最後は今週のキズナっ仔の期待馬です。今週開催の2重賞には出走馬はいませんがやはり期待馬多数です。まず特別レースにはシュバルツクーゲル、ニューノーマル、ベルシャンブル、ジャスティンライズ、ジャスティンアース、エグランタイン。条件戦にはサウンドアレグリア、コト、ゴールドスター、3歳未勝利にはダノンロッキー、セルース、オーサムピクチャ、シュヴァリームーン、シークレットレーン、モルツシャン、オーヴァーマスター。そして好調2歳馬には2歳新馬にゴーソーファー、ブルバンビーナ、ロカヒの3頭、2歳未勝利にルジャーダが出走です。全頭頑張れ!!