モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

メーカー別・未掲載の車たち&オープンカーのモデルカー⑥1960年代のイタリアのオープンカー①

 先週、菊花賞のトライアル神戸新聞杯で激走を期待したサヴォーナが、やってくれました。10番人気で首差の2着で菊花賞の優先出走権を獲得です!!そして勝ったのはディープインパクト産駒で菊花賞有馬記念を勝ったサトノダイアモンドの仔サトノグランツでした。これで祖父・父・仔の3世代神戸新聞杯の制覇を達成。次の菊花賞に勝利すると3世代での菊花賞制覇となります。サヴォーナにも頑張って欲しいのですが、複雑な思いです。他の期待馬では古馬ではヘネラルカレーラが2着、オーヴァーネクサスが5着になった程度で他の期待馬は着外と不振。ただ2歳馬は好調でシュバルツクーゲルとショウナンラプンタが2歳新馬戦を快勝、サンライズジパングも2歳未勝利を勝利し、2歳新馬ではルヴニールとヒロノラメールが2着、カールスタードが5着と大健闘でした。この中には来年の日本ダービーを中心とする春のクラッシックレースに期待出来そうな馬もいます。今週の期待馬は、最後に紹介します。

 今週のオープンカーの1台目は、名車と言われるアルファ・ロメオ1600スパイダー・デュエットです。この車はピニンファリーナのデザインで1966年のジュネーブ・モーターショーで発表されました。通称「ボートテール」と呼ばれました。

アルファ・ロメオ 1600スパイダー デュエット Look Smart完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ボートテールの由来は、ご覧の通り丸みを帯びた長いテールです。仕様は、全長4,250mm、直列4気筒DOHC,1.6リッター、109HPで最高速度は185km/hの性能を発揮し、その後27年間に渡り生産継続のロングセーラーカーです。2台目は、フィアット・ディーノです。1966年から発売されました。

フィアット・ディーノ スパイダー 1966年 MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ディーノの名前の通りエンジンは、フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリの早世した長男アルフレード(愛称ディーノ)が設計に参画し通称「ディーノV6」と呼ばれたエンジンを搭載、ピニンファリーナがデザインした車です。フェラーリ自身もディーノ206GTにこの「ディーノV6」を搭載しています。仕様は、全長4,110mm、水冷V型6気筒DOHC、1,987cc、160HPと言われています。フィアット・ディーノはその後ベルトーネのデザインの2ドアクーペが追加されました。

フィアット・ディーノ クーペ 実車写真

いすず117クーペ EBBRO完成品

ディーノ クーペのデザインは、直前までベルトーネに在籍しギアに移籍した前チーフデザイナー、ジウジアーロデザインのいすず117クーペとデザインの近似性が感じられます。次はフィアット850スポルト・スパイダーです。

フィアット 850スポルト スパイダー 1968年 MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

実はこの車にもジウジアーロと因縁が有り1965年の発売当初は傾斜したヘッドライトでベルトーネ在籍時代のジウジアーロの傑作デザインのひとつとされています。

フィアット 850スパイダー 初期型 1965年 実車写真

しかし1968年のマイナー・チェンジ時に米国の安全基準に対応の為普通の形状となりオリジナルの美しさが大きく損なわれたとの評価です。初期型の仕様は全長3,780mm、843cc、49HP,最高速度は145km/hと言われています。本日の最後は、1966年にピニンファリーナデザインで発売されたフィアット124スパイダー(形式124AS)の1970年のマイナーチェンジ版の124スパイダー(形式124BS)です。フロントグリルの意匠が横桟からハニカムグリルに変更です。

フィアット124スポルト スパイダー (124BS) Vittese完成品

同上 サイドビュー

同上 サイドビュー

仕様は、全長4,140mm、直列4気筒DOHC,1608cc、110HPで上のモデルの124BS1は、エンジンにキャブレターを2基搭載しており、その為、従来フラットだったボンネットにパワーバジルが設けられています。上の写真にもわずかなふくらみを見る事が出来ます。いずれにしてもイタリアの1960年代のオープンカーは英国車とは又違う小粋さが感じられ、今でも古さを感じさせません。

 最後はキズナっ仔の今週の期待馬です。まずはダート重賞シリウスステークスにハギノアレグリアスとキリンジ。共に人気になると思います。古馬の特別のアサケレディ。条件戦のファームツエンティ、アームブランシュ、ドリアード、2歳特別のラーンザロープス、アスクアイルビゼア、2歳新馬のインザモーメント、サウンドアレグリア、2歳未勝利のロードリレーションと出走馬は少ないですが頑張ってほしいです。更にディープインパクトの通算勝利数が父サンデーサイレンスに後1勝となっています。又今週の日曜日にはフランスで凱旋門賞、日本から5歳牝馬のスルーセブンシーズが単騎出走します。無事に走って欲しいです。