１週間ぶりです。桜の季節も終わり今年初めのクラシックレースの桜花賞も終わりました。勝ったのはデゥラメンテ（キングカメハメハ産駒で２０１５年のダービー馬、残念ながら昨年８月にわずか９歳で死亡）産駒のスターズオンアースでした。リーディーング・サイアーランキングでも一気にキズナ、キングカメハメハを抜き４位に浮上。キズナは６位に落ちました。キズナ産駒の期待馬は５月１日に行われる天皇賞・春のディープボンドですが、その前に今週の期待馬は、古馬ではスーパーホープ、トーセンアラン、サステナブル、３歳馬ではアトランティスです。最後にキズナっ仔で３歳牡馬に１頭ダービーに出てほしい馬がデビュー勝ちました。私のペーパー馬主の持ち馬でも有るパラレルヴィジョンです。４月９日の未勝利戦で経験馬相手にルメール騎乗で好タイムで快勝！！父に続き京都新聞杯に出てダービー出場を狙ってほしいものです！！
２位 ロードスター ＭＸ－５「ロードスターは走り続ける」
初代ＮＡ系は、１９８９年（１９９８年迄）に発売されました。開発の発端はマツダが北米に開設していたＭＲＡ（マツダ・リサーチ・オブ・アメリカ）のスタッフが「ＭＧの様なライトウェイトスポーツがあれば」と話した事とされています。
ＭＧＢ １９６２年 Jouef evoiution完成品
ＭＧＢは１９６０年代を代表するライトウェイトスポーツカーで１９６２年の登場以来シリーズ全体で１８年間で５２万台生産されました。人気の秘密は、軽量な車体による軽快なハンドリング特性、比較的高い信頼性、単純な機構により維持のし易さに有ると言われました。仕様は、全長３，８９０ｍｍ、直列４気筒ＯＨＶ，１，７９８ｃｃ、９５ＨＰ，最高速度１６０ｋｍ／ｈです。
１９８０年代後半の当時の日本ではＦＲの軽量スポーツカーは皆無で他社ではホンダが前輪駆動のＣＲ－Ｘ、トヨタが、ミッドシップのＭＲ２を開発していました。そこで開発・発売されたのが初代のユーノス・ロードスターです。
ユーノス・ロードスター 初代ＮＡ系 実車写真
今でもそのシンプルで美しい初代ロードスターのデザインモチーフは、「日本の伝統」を記号化していると言われており、フロントマスクは、能面のひとつの「小面（こおもて）」、サイドのなだらかなラインは「若女」の横のラインからインスパイアと！！
能面 小面（こおもて)
能面 若女（わかおんな）
確かになんとも言えないなだらかなラインは、能面を連想させると思います。
ユーノス・ロードスター Ｖスペシャル ＥＢＢＲＯ完成品
実は、定年前後は殆ど運転しておらずペーパードライバーでしたが、本気で定年後は上のモデルカーの様な初代のブリティッシュ・グリーンで内装がタンの車の購入を考えて時代も有りました。それだけ魅力的な車と思います。
ユーノスロードスター 初代ＮＡ系 メイクアップ完成品
ＮＡ系の仕様は、全長３，９７０ｍｍ、直列４気筒ＤＯＨＣ，１，５９７ｃｃ、１２０ＨＰ，車体重量は９４０ｋｇでＭＧＢとほぼ同じサイズとなっています。尚、北米では「Ｍａｚｄａ ＭＸ－５ Ｍｉａｔａ」の名称で販売されました。
２代目 ＮＢ系（１９９８～２００５年）この車はマツダ・ロードスター名で発売。
マツダ ロードスター ２代目 ＮＢ系 実車写真
初代の特徴であったリトラクタブルライトは、軽量化や安全性の為に廃止されました。仕様は、全長３，９５５ｍｍ、直列４気筒ＤＯＨＣ，１，６００ｃｃ、１２５ＨＰ。
尚、ＮＢ系は、２００３年８月英国のＡＵＴＯＣＡＲ誌において「ベスト・ハンドリング・カー２００３」を受賞しておりライトウェイトスポーツカーの発祥・本場でその性能が認められた形となりました。
３代目 ＮＣ系（２００５年～２０１５年）歴代初３ナンバー車（幅１，７２０ｍｍ）
マツダ ロードスター ３代目 ＮＣ系 ＥＢＢＲＯ完成品
仕様は、全長３，９９５ｍｍ、直列４気筒ＤＯＨＣ、１，９９８ｃｃ、１７０ＨＰで前述の様に幅が１，７２０ｍｍ（初代１，６７５ｍｍ、２代１，６８９ｍｍ）で１，７００ｍｍオーバーとなり３ナンバー車となりました。尚、２００５年１１月には２００５－２００６年日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
４代目 ＮＤ系 （２０１５年～現行車）デザインテーマは「魂動（こどう）」
マツダ ロードスター ４代目 ＮＤ系 実車写真 Wikipediaより引用
フロントオーバーハングを短く、低くして人を中心に配置したコンパクトキャビンと合わせて乗る人の姿が引き立つプロポーションにしたと言われ、ボディは、アルミと高・超高張力鋼板の使用比率を引き上げ剛性を確保しながら軽量な構造とした事で大幅に軽量化しています。仕様は全長３，９１５ｍｍ、直列４気筒・直噴ＤＯＨＣ，１，４９６ｃｃ、１３１ＨＰ、最軽量車種は９９０ｋｇと初代の回帰の軽量化を実現しました。つまり人馬一体をキーワードにエンジン・ボディ・サスペンションなど全てがベストの状態になる様に開発され気持ちの良いハンドリングと加速を実現しているとの事です。尚、２０１６年にはフィアットとの技術協力協定によりロードスターをベースに「フィアット・１２４スパイダー」が発売されています。
フィアット １２４ スパイダー 実車写真
以上、ロードスター ＭＸ－５は、約３３年間、４世代に渡り世界で最も人気の有るライトウェイトスポーツカーとして２０１６年には累計販売台数が１００万台を超えたと言われています。７０歳を過ぎた私でも運転してみたいと思わせる車で有り続けています。非常に長くなりましたが本日はこれ迄に致します。
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