恒例のキズナっ仔の成績から。2歳馬では期待した2歳特別赤松賞のコンクシェルは6着、新馬のジャクソンルーツは8着と期待はずれでした。他の2歳馬は、メイショウコウテツ5着、ダイシンカタナ5着、タイセイドルチェ4着、サルヴァトーレ2着と堅実に入着。期待馬以外で2歳牝馬レミージュが、前走新馬12着から一変し快勝!3歳・古馬では期待のインプレスが豪快な追い込み勝ち!スンリ2着、エニシノウタ1着、テイエムタツマキ3着、メタルゴッド2着、ドリアード4着、タイガーリリー4着と堅実に上位に食い込みました。今週は、いよいよジャパンカップです。キズナっ仔の出走は有りませんが、ディープっ仔の昨年のダービー馬シャフリヤールが出走します。おそらく1番人気になると思いますが、ディープ産駒にとって東京競馬場の2400mは、ベストの条件ですので亡き父にジャパンカップ最多勝利の5勝目と父子制覇の勲章を贈ってほしいものです。キズナっ仔の期待馬は最後に紹介します。
今回のレーシングカーはアメリカ車ですが、元々アメリカでは、ストックカーレースが人気でルマンの様な国際レースへの参加は1960年代以降が中心の為、私自身余りアメリカのレーシングカーは持っていません。非常に車種が限られます。そこで関連の有るレーシングマシンを括ってみたいと思います。1回目はメーカー、車種として直接の関係は有りませんがコンパクトなボディーに巨大なエンジンを搭載しともに毒蛇を意味するシェルビー・コブラ・デイトナ・クーペとダッジ・バイパー・クーペです。
バイキング・ブルーのこの車は1959年アストン・マーティンDBR1でル・マン24時間レースに勝利した後、ACカーズ製のボディにフォード製エンジンを搭載したACコブラを製作したキャロル・シェルビーが、1964年にスポーツカー世界選手権に参戦する為に開発したクーペボディのマシンで、当時のシェルビー・アメリカンのチームカラーのバイキングブルーに彩色されています。6台製作された内の1台で1964年のル・マンで総合4位、GTクラス優勝のシャーシナンバーCSX2299です。
2台目のカーナンバー11番は、コブラの代名詞とも言うべきガーズマンブルーに白のストライプで1965年のル・マンで総合8位、GTクラス優勝のマシンです。シェルビー・デイトナ・コブラの仕様は全長4,150mm、V型8気筒OHV、4,728cc、390HP、車両重量1,043kgです。
次の毒蛇は、ダッジ・バイパー(英語圏でのクサリヘビ科・マムシやハブが含まれる毒蛇)です。開発コンセプトは、シェルビー・コブラを意識して解発され特にシボレー・コルベットをライバルとしています。開発スタッフにはコブラを造ったキャロル・シェルビーも関わっていたとも言われています。
ルマンのマシンの仕様は不明ですが、市販車の仕様は全長4,490mm、V型10気筒OHV,7,993cc、550HP,車両重量1,590kgとの事です。
コブラ・デイトナ・クーパは、1964年、ルマンGTクラス優勝、セブリング12時間GTクラス優勝、グッドウッドGTクラス優勝、翌1965年は、デイトナGTクラス優勝、、セブリングGTクラス優勝、ニュルブルクリンクGTクラス優勝、ルマンGTクラス3位とフェラーリを破りこの年のGTクラスのチャンピオンシップを獲得。
ダッジ・バイパーGTS-Rは、1997~1998年のFIAGT選手権のGT2クラスでのタイトル獲得、1998~2000年のルマンでのLMGTSクラス優勝等アメリカ車としてはフォードGT40やシボレー・コルベットと並んで国際レースで成功を収めたマシンとなっています。本日はこれ迄にします。
追伸 今週のキズナっ仔の期待馬です。長期休養明け2戦目の重賞勝馬で土曜日のキャピタルステークス(リステッド)に出走のクラスタルブラック(無事に走って!)、同じく2歳重賞のティムール、日曜日の京阪杯(G2)出走のビアンフェ。他には2歳馬で特別出走のクロスライセンス、2歳未勝利ネッロランパンテ、3歳以上のライラボンド、ヴィゴーレ、アスターディゴン、ヒルノローザンヌ、メイショウゲキリンに期待です。日曜のジャパンカップのディープ産駒シャフリヤールも頑張れ!!!