モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

アストン・マーティンとザガートのコラボの話 第3章 アストン・マーティンDB4GTザガートのモデルカー

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 前回、初めて購入のDB4GTザガートを金沢で購入のル・フェニックスのモデルカーと書きましたが、リストで確認すると間違っていました。実はその年の6月に南青山のメイクアップでSMTSの1961年ルマン№3を購入していました。

 前にSMTSのアストン紹介の折に画像も出しましたが残念ながらゼッケンのデカールが変色しており今回は、出さない事と致します。

 当時、約20年前は、アストン・マーティンのモデルカーは、殆ど発売されていない為、次の購入は、2001年となりました。

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DB4GTザガート 1961年ルマン №1 ステファン・バーネット製作

 そのモデルカ-が、上のモデルカーでメイクアップの店頭で発見して目を奪われ「清水の舞台から飛び降りる」心境で購入しました。残念ながら既に手元にはありませんが、どなたかのコレクションとして大切にして頂いていると思っています。

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DB4GTザガート 1961年ルマン 2VEV ラクーンオート特注(SMTSベース)

 その後も首都圏各地のショップを探しましたが見つからない為、当時購入したSMTSのキットをラクーンオートさんに持ち込み製作頂いたのが上のモデルカーです。

 次に2006年に見つけたのがモデルガレージロムさんのサイト見つけたプロバンスミニチュアの完成品でした。

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DB4GTザガート ストリートカー プロバンスミニチュア完成品

 SMTSベースは、重厚感は、有るものの無骨な感じでDB4GTザガートの繊細な美しさには欠け、プロバンスのモデルカーは、ご覧の通リ実車の迫力、ボリュウームに欠けると言う事で満足の行くものでは有りませんでした。

 その後2008年10月にインターネット検索で43-Factoryと言うHP発見!!

www.fb.jful.jp

 それが個人のモデラー伊藤達郎さんとの出会いでした。その後横浜の大桟橋ホールのホビーフォーラムの会場でお会いして親しくなり、上と同じSMTSのキットを使いDB4GTザガートのルマン仕様(1VEV)の製作をお願いしました。

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DB4GTザガート 1961年ルマン 1VEV 伊藤達郎さん製作

 やはりアストン・グリーンの色には拘りがあり、何度かお会いし、色の試作見本を見せて頂きこの色で製作頂きました。上記の№3の車と同じSMTSのキットでの製作ですが、全てに手を入れて頂き、まるで違う車に仕上がりました。

※上記のHPに製作の苦労話が書かれています。関心の有る方は、ご覧頂ければと思います。ちなみにアストン・グリーンの色はシルバー+グリーン+ブルー+ホワイトの色の調合で出来ている様です。※ブラックをプラスする場合も有るとの事です。

 そして2012年にメイクアップさんが、アイドロンブランドでDB4GTザガートを発売。2012年8月から合計5台購入しました。

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DB4GTザガート アストングリーン 内装タン アイドロン完成品

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DB4GTザガート レースカー 1961年ルマン №2 1VEV 

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DB4GTザガート 1961年ルマン ゼッケン№1 ホワイト

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DB4GTザガート ターコイズメタリック

上記の4台に加えてもう1台が、アストングリーンの車体で内装がバーガンディでしたが、この車は、手元にはありません。やはりアイドロンの出来は最高です。

またまた長くなりましたので次回に続ける事とします。

 実はこのブログは、今年2月に70歳を迎えた事を契機にスタート。同時に終活の一環としてモデルカーの行く末を考えていた折に友人より自分の販売サイトを作る事を提案頂き企画を進め、4月9日にオープンしました。

※ブログの初めに入っている埋め込みのURLがそのサイトの入り口です。

 丁度本日より「アストン・マーティン・フェア」と銘打って約130台の蒐集品のリストを掲載。写真も30車種程、掲載しています。レアな車も有ります。関心を持って頂ける様でしたら覗いてみて下さい。













 

アストン・マーティンとザガートのコラボの話 第2章 カロッツェリア・ザガード

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 前回は、アストン・マーティンDB4GTザガートの出自について書きましたが、今日は、コラボ相手で有り、軽量ボディを架装したカロッツエリア・ザガートについて書きたいと思います。

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ザガードのエンブレム

 カロッツエリア・ザガートは、イタリアのミラノに本拠を置き、航空機の機体製造技術を生かした軽量で空力的な車体設計・製造を得意としていました。

 特に1960年にエルコーレ・スパーダが、加入した事も有り、1950年後半から1960年代に全盛期を迎えアルファ・ロメオやランチアの前衛的でダイナミックな美しい車を発表。今回の主役DB4GTザガートもこのスパーダのデザインです。

DB4GTザガートは、1960年のデビューですが、1963年のデビューがランチア・フラヴィア・スポルトザガートです。この車は、ルーフ迄回り込んだクオーターウインドウを特徴としています。

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ランチア・フラヴィア・スポルトザガート 1963年 TORN完成品

続いて1964年デビューの車がランチア フラミニア3C 2800スペルスポルト ザガートです。この車は、フラミニア・シリーズでは、最も高性能な車です。生産台数は、187台と少ないですが、高品質を伝統とした最後のランチアと言えるのが、フラミニア・シリーズでした。

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ランチア フラミニア3C 2800 スペルスポルト ザガート BBR完成品

 1965年フランクフルトモーターショーで発表されたのが、アルファ・ロメオ2600SZです。この車は、異形ヘッドライトで盾形グリルを挟んだマスクを持つ、丸みを帯びた空力的なボディーは、ザガートらしい個性を放っていると言われます。

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アルファ・ロメオ2600SZ 1965年 ヴェローチェ完成品(プロバンスベース)

  続いて1969年トリノ・モーターショーでデビューしたのが、2シータのジュニアZで直線基調のウエッジシェイプにヘッドライトカバーが斬新なボディスタイルでした。そしてエルコーレ・スパーダは、この年をもってザガートを離れる事になります。

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アルファ・ロメオ ジュニアZ 1969年 Spark完成品

 その後、1989年のアルファ・ロメオSZや、ランチア・ハイエナ等個性的でややアクの強いモデルを発表していますが、近年の作品として2台紹介します。

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アルファ・ロメオ TZ3コルサ 2010年 Look Smart完成品

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アルファ・ロメオ TZ3ストラダーレ 2011年 Look Smart完成品

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         ザガートのデザインシンボル ダブルバブルルーフ                                   (搭乗者の頭上に二つのこぶ状の盛り上がり)

 この2台は、スパーダ時代の傑作、1963年デビューのジュリアTZへのオマージュから生まれたと言われています。

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アルファロメオ TZ2 BBR完成品

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アルファ・ロメオ TZ1 1963年 supercas.netより引用

以上、カロッツエリア・ザガートを紹介して来ましたが、次回は、今回の主役のDB4GTザガートのモデルカーを紹介致します。

アストン・マーティンとザガートのコラボの話 第一章 DB4GTザガートの誕生

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 このブログのスタート時にモデルカー蒐集のきっかけが、007に登場のDB5のモデルカーを発見したと書きましたが、はまるきっかけは、DB4GTザガートのせいでもあります。

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初めて購入したDB4GTザガート in 金沢 ル・フェニックス完成品

 このモデルカーを購入以来、アストン・マーティンのモデルカー、それもDB4GTザガートを探し回った次第です。
 では何故DB4GTザガートなのか?その訳を書く前にこの車の素性を説明させて頂きます。この車は、市販車のDB4GTをベースとして開発されました。

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DB4GT ストリートカー Spark完成品

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DB4GTレースカー DP199 1959年 №21  Spark完成品

 

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アストン・マーティンDB4GT DP199 supercars.netより引用


ご覧の通リベース車両のDB4GTもなかなか魅力的な車で特に上のマシンは、スターリング・モスの操縦でシルバーストーンのレースでデビューtoWINを飾ったプロトタイプでDP199と言われています。

 元々DB4GTは、ノーマルのDB4のホイールベースを短縮し、2シートにするとともに軽量化(DB4よりー85Kg⇒1,296Kg)し、軽快なハンドリングで当時のファラーリ250GTに対抗できる唯一の英国車と言われていました。

 そしてDB4ザガートは、そのDB4GTのシャーシにイタリアのカロッツェリアザガート製の軽量ボディ(1,159Kg)を架装。ボディデザインは、ザガートのデザイナー、エルコーレ・スパーダが担当しました。
 それではDB4GTザガートの実車の写真を数点、紹介します。

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DB4GTザガート ストリートカー supercars.netより

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DB4GTザガート レースカー 1961年ルマン 1VEV 同上引用

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DB4GTザガート レースカー 1961年ルマン 2VEV 同上引用

 この3車の写真を見ただけでDB4GTザガートの魅力は、実感頂けると思います。Web上では、世界で最も美しいスパーツカーとの評価も有ります。フェラーリにも世界で一番美しいスパーツカー候補は数車有りますが、私は、当然この車押しです。

 

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1961年のレースでの最も豪華な事故 DB4GTザガートvsフェラーリ250GTO

 次回は、コラボの相手、ザガートについて書きたいと思います。 

戦うマシンの美しさ!その6 ロッソ・コルサ(レーシング・レッド)な車たち

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今回は、アストン・マーティンとザガートのコラボをテーマに書くつもりでしたが、余りにも書きたい事が多すぎてまとまりませんでした。そこで戦うマシンの美しさ⑥、フェラーリとそのライバルについて書きたいと思います。

 まず1台目は、フェラーリの中でも人気の高いF40のロッソ・コルサのレーシングマシンを紹介します。

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     フェラーリF40GTE 1996年ルマン №59 SHELL                              BBRロムオリジナル完成品

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上記の車のリア

  このマシンは、残念ながら完走出来なかった様です。

続いては、フェラーリアストン・マーティンコルベットが、熾烈な戦いを繰り広げた2005年のルマン出走車を紹介します。

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フェラーリ550マラネロ 2005年ルマン№51 BBR完成品

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フェラーリ550マラネロ 2005年ルマン№52 Led Line完成品

 共にルマンでは完走出来ませんでした。同形車ですが、BBRとRed Lineでは形状に微妙に違いが、有る様です。

 対してライバルを紹介します。

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コルベット C6-R №64 2005年ルマン LM-GT1クラス優勝 

プロバンス・ミニュチュア完成品

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アストン・マーティンDBR9 2005年ルマン LM-GT1 3位

ロムオリジナル完成品(プロバンスベース)

 上のコルベットCR-6は、2005年ルマンのLM-GT1クラス優勝、下のアストンマーティンDBR9は、同じクラスで3位とフェラーリの2台とは対照的な結果になっています。本日は、これ迄とします。

昔の名車へのオマージュから生まれた車たち③

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 今日は、前回紹介のSLRマクラーレンの実質的な後継車のメルセデス・ベンツSLS AMGです。

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左 SLS AMG MINICHAMPS 中 300SL シュコー製                        右 300SL MINICHAMPS

 右のメルセデス・ベンツSLS AMGは、2009年のフランクフルトモーターショーで発表されたモデルで1954年に発表された有名なクーペ、300SLをモチーフとしており300SL同様にガルウイングドアが採用されました。

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左 SLS AMG   右 300SL シュコー製 ガルウイング開閉

 左の AMGは、その名の通リベンツの各モデルのチューニングを手掛けていたAMGが、完全自主開発したモデルです。

 次が、2006年のデトロイトショー(北米国際自動車ショー)で公開されたランボルギーニ ミウラ コンセプトです。

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手前 ランボルギーニ イオタ MRコレクション 奥 ミウラ コンセプト Look Smart

ランボルギーニミウラ・コンセプトは、40年前の1966年に元祖ミウラが、ジュネーブショーでデビューしたのを記念して製作されました。
 実は、上の画像も本来は、ミウラを並べるべき所ですが、ミウラのモデルカーは何故か?持っておらず、イオタ(1970年)を並べています。但し見て頂くと分かる通リイオタ自身が、ミウラのデザインを踏襲している為、余り違和感は有りません。

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ランボルギーニ ミウラS 1968年パリモーターショー MRコレクション

※追伸 ミウラS発見 但し、イオタの方がよりミウラ コンセプト似かも?

最後にアルピーヌA110を紹介します。

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アルピーヌA110  VITESSE完成品

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左 新生アルピーヌA110 2017年発売 右 アルピーヌA110 1963~1977年  WEBより引用

ラリーでも活躍した右のアルピーヌA110の生産終了から40年後に発表されたのが左のアルピーヌA110です。


 そして次回は、真打のアストン・マーティンとザガートのコラボの歴史を取り上げる事にしたいと思っています。

 

 

 

昔の名車へのオマージュから生まれた車たち②

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昨日に引き続き昔の名車のオマージュから生まれた車を紹介します。

昨日のジャガーフェラーリは、共にコンセプトカーとヘビーユーザーのオーダーに対するオンオフモデルでしたが、今回は、実際に発売されたモデルです。

 最初が、1960年代にルマン等で活躍したフォードGT40のデザインにインスパイアされたモデルが2台(1台はコンセプトカーに終わりましたが!)です。

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左 フォードGT40 ルマン1966年 中 フォードGT 右フォードGT90

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左 フォードGT90 ミニカーショップコジマ特注(プロバンスベース)

 左のフォードGT90は、1995年のデトロイト・オートショーにて「世界最強のスーパーカー」と言う名目で発表されました。「フォードGT40」の1990年代の後継車と言う意味合いを示していましたが、最終的には市販されませんでした。

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左 フォードGT 2006年 MINICHAMPS 右 フォードGT40 Marsh

 次のフォードGTは、フォード100周年を記念して発売されたGT40のリメイクであり、限定1、500台が、フォードと関係に深いサリーンの工場で2005~2006年生産されました。

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左 フォードGT40 ルマン1969年ルマン優勝車 ラクーンオート特注 右フォードGT MINICHAMPS ともにガルフカラー

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上記の2台のリア画像

 

尚、フォードGT40の車高は名前の由来通リ40インチですが、フォードGTは、44インチ強と少し高くなったいますが、デザインは、ほぼ同じと言えます。

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左 フォードGT 2017年発売の2代目 TSM MODEL

 上記の左は、2017年発売のフォードGTの2世代目のモデルで非常に斬新なデザインとなっています。
 次が、名車中の名車のメルセデス・ベンツ300SLとそのレーシングカーである 300SLRのオマージュで生まれたモデルの紹介です。

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左 メルセデス・ベンツ 300SLR 右 SLRマクラーレン MINICHAMPS

 左の300SLRは、1955年代にレースで活躍したモデルですが、石原裕次郎氏の所有車として有名な市販スポーツカー300SLとは、系列関係には無く1954年のF1マシンをベースにスポーツカーに改装したと言われています。
 右のSLRマクラーレンは、2004年に発表されF1でジョイント関係のマクラーレンの工場でハンドメイドにて生産されたと言われています。

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左 300SLR 1955年ミッレミリア優勝車 中 SLRスターリングモス    右 SLRマクラーレン722GT  全てMINICHAMPS           

 上の3台は、有名なレーシングカードライバーのスターリング・モスに関係の深い車とネーミングになっています。

左の300SLRは、1955年のミッレミリアスターリング・モスが優勝した際のカー№722の車でスタート時刻、午前7時22分を示しています。

真ん中のSLRスターリングモスは、2009年の北米国際オートショーで発表された75台のみの限定車で、購入資格は、SLRのオーナー限定との事です。ミッレミリアの車をイメージし、ルーフ、フロントウインドシールドを省き約200Kgの軽量化を実現しています。

右のSLRマクラーレン722GTは、722ロードスターをベースにワンメイクレース用モデルで21台製作されました。

またまた長くなりました。次回に続きます。 

昔の名車へのオマージュ(尊敬・敬意)から生まれた車たち①

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 ここ最近、昔見た車のイメージを色濃く残している車を見かける事に気付き少し調べてみました。例えばホンダのN-ONEは、は、1967年発売のベストセラー、ホンダN360のイメージで作られています。

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左 N360 右 N-ONE Webより引用

少し前になりますが、現在BMWが、製造・販売のミニは、イギリスのBMCがアレック・イシゴニスの指揮の元開発され1959年から2000年迄一度も大きなモデルチェンジ無く41年間販売していたミニ(ミニクーパー)を起源としています。

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BMCミニ   VITESSE完成品

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ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)のミニ Webより引用

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BMWのミニ Webより引用

ご覧の様に車体の形状は、勿論ですが、塗装の色も先代を踏襲した車の人気が、高い様です。そこで私のモデルカーでもこの例を探してみました。有りました!!

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左 フィアット500(チンクエチェント) 右 今のフィアット500 Webより引用

 左のフィアット500は、1957年発売した車で右は、初代の発売から丁度50年目の2007年に発売開始した車です。BMWミニと同じくレトロ・ルックを採用しています。

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左 アバルト500 右 フィアット695ジアニーニ 2台ともSpark製

2台ともにフィアット500そのものではありませんが、車体デザインは、そのものです。基本スポーツカーを蒐集している為、フィアットのスポーツ仕様のアバルトのモデルカーになっています。

 続いては純粋なスポーツカーより名車オマージュの例をご紹介します。

スポーツカーの1台目は、ジャガーです。

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左 ジャーガーDタイプ 1957年ルマン優勝 Spark製 右 ジャガーXK180 ラクーンオート特注(プロバンスベース)

 左のジャーガーDタイプは、1957年のルマンで1955年より3年連続ルマン制覇のマシンです。スコットランドのレーシングチーム「エキュリー・エコス」のブルーの車体が輝いています。

 右のジャガーXK180は、XK車の発売50周年を記念し製作されたコンセプトカーで1998年のパリモーターショーで発表されました。

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上記の2台のリア画像

本日の最後は、フェラーリ P4/5ピニンファリーナです。

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左 330P4 1967年ルマン2位 ロムオリジナル 右 P4/5ピニンファリーナ Davis&Giovannini製

 左の330P4は、語る必要の無い程有名で、美しいマシンです。右のP4/5ピニンファリーナは、アメリアの映画監督でフェラーリのヘビーユーザーでも有るジェームス・グリッケンハウスのオーダーでピニンファリーナが、ワンオフで製作しました。

 ベース車両は、エンツォ・フェラーリですが、330P4のイメージを残しつつ現代風にアレンジしたデザインとなっています。

長くなりましたので次回は、明日と致します。