恒例のキズナっ仔の先週の成績です。牝馬のG3マーメイドステークスではシンシアウイッシュ5着、ビジン6着とまずまず健闘。特別レースのパラレルビジョン3着、エグレムニ5着、ヒルノローザンヌとボルザコフスキーは共に2桁着順と惨敗、条件戦でモラトリアム7着、モンネトワ2着、レディベル11着、未勝利でボンドオブラヴ1着、スクリプタム13着、ゲットザフェイム5着、障害オープンダンツキタイ4着、2歳新馬戦ブルボンクイーン5着、期待馬以外で未勝利のチュウワモーニング1着と週間2勝でした。期待程ではありませんがまずまずかと。今週はいよいよ宝塚記念ですが、の期待馬は最後紹介させて頂きます。
今日のレーシングカーは、今迄掲載して来たモデルカーも含めて表題のくくりで整理してみます。レーシングカーの中でもタイムトライアルカー(スピードトライアルカー)はライバルは他車では無く時間(タイム)と言う意味でマシンの持つ能力を極限迄発揮する究極のレーシングカーとも言えます。日本車が世界に背を並べようとしていた1960年代の後半に輩出されています。1台目は日産R380のスピードトライアルカーです。1965年の第3回日本グランプリの中止を受け10月に谷田部のテストコースでEクラスの国内記録に挑戦し6つの国内記録を樹立しました。
翌1966年の第3回日本グランプリで砂子義一の運転した11号車が優勝しました。更に1967年の第4回日本グランプリでは改良型のR380-Ⅱで2位に入りその年の10月にノーズを尖った形状に改良のR380A-Ⅱ改で7つの世界記録を樹立。
R380の仕様は、全長3,930mm、直列6気筒DOHC,200HP前後、車体重量660kgと言われています。3台目は、1968年の日本グランプリへの出走を計画しクローズ・タイプが2台製作されたR381です。大型のウイングが特長です。
実際に日本グランプリに出走したのは競争力を高める為に二座席レーシングカーに改造されており、北野元の操縦する20号車が日産に初めての日本グランプリ優勝をもたらしました。(1966年時は合併前でプリンスR380でした)
優勝車の仕様は、全長4,410mm、V型8気筒OHV(シボレーエンジン)、5,461cc、450HP、車体重量855kgと言われています。次は時代が前後しますが、トヨタの名車トヨタ2000GTも市販前年の1966年に谷田部コースでプロトタイプによるスピードトライアルを実施しています。
このスピードトライアルで2000GTは当時ポルシェ等が保有していた13の世界記録を樹立しており、2000GTの名声を高める要因ともなりました。市販車の仕様は、全長4,175mm、直列6気筒DOHC,1,988cc、150HPです。日本車の最後は、だいぶ時代が経ちますが1998年のルマンで星野一義、鈴木亜久里、影山正彦の3氏の操縦で3位に入った日産R390のロードカーです。
このロードカーは、ブルーメタリックの車体で1台のみ製作され日産の博物館に収蔵されている様です。ロードカーの仕様は、全長4,720mm、V型8気筒DOHCツインターボ、3,5リッター、450HP,1,080kgとの事です。本日はこれ迄。
今週は現在世界ランキング1位のキタサンブラック産駒イクイノックスが断然の一番人気で出走する春のグランプリ宝塚記念です。このレースにはキズナっ仔ディープボンドも出走します。今迄G1レースに2着4度で悲願のG1制覇がかかりますが、強敵が多く厳しい状況です。頑張ってほしいものです。他の期待馬は、特別レースにフェステスバント、スパイラルノヴァ、グリューグルム、オーヴァーネクサス、ライラボンド、ショウナンアレクサ、イティネラートル、ワンダーカタリナ、イフティファール、条件戦にアスクドリームモア、コンクシェル、ジューンアヲニヨシ、未勝利にサンクメダイユ、タイセイドルチェそして2歳新馬にギャンブルルームが出走です。土日ともに天気は良い様です。良いレースを期待しています。