モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

メーカー別・国別レーシングカー回顧:番外編①・未掲載のマシン達&マットブラックな車たち

恒例の先週のキズナっ仔の結果から!!先週は、勝利こそ3勝でしたが、天皇賞・春のディープボンドの2着を初め重賞や特別の入着が多く土日で約2億円の獲得賞金が有り種牡馬ランキングも6位⇒4位に躍進です。天皇賞・春以外の成績では青葉賞(3歳G2)でティムールが3着、アームブランシュが5着、3歳特別でアリスヴェリテが2着、マホロバも2着、3歳条件戦・未勝利でコンクシェル3着、パワフルボンド1着、アウロス3着。古馬では期待の2頭、キャリックアリード3着、パラレルヴィジョン3着と勝ちきれませんでしたが、シンシアウイッシュ1着、アイスリアン3着、条件戦ではローズボール3着、ヴァーサ2着、障害戦でショウナンアストラ2着でした。ディープボンドは3年連続天皇賞・春は銀メダルでしたが、力は未だ落ちていない事を証明しました。そして勝ったのはディ-プインパクト産駒の4歳牡馬のジャスティンンパレスでした。大本命のタイトルホルダー他2頭の計3頭が競走中止と言うアクシデントはありましたが、ルメール騎手を背に快勝でした。この勝利で父サンデーサイレンスも持つ国内G1最多勝71勝に並びました。不滅の記録と思われた記録を抜くのも近いかと!

 今週のキズナっ仔の期待馬は最後に上げたいと思います。前回までメーカー別・国別のレーシングカーを掲載して来ましたがその中で迄掲載していまかった車が数台有りますので紹介します。最初は、1968年に日本グランプリ用に開発された日産のR381のプロトタイプのマシンで最初の2台はクローズドモデルとして製作されました。

日産 R381 1968年 Gr.6用プロトタイプ EBBRO完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

但し、実際にレースに使用されたのは3号車以降の二座席のロードスターでしした。

日産 R381-Ⅰ 1968年 日本グランプリ優勝車 実車写真

北野元の運転で日産に初の日本グランプリ優勝をもたらしたこのマシンには自社のエンジンが間に合わずシボレーの5.5リッターを代用に使用しています。仕様は、全長3,995mm、V型8気筒OHV,5.5リッター、450HP超で車両重量は、855kgでシャパラルと似たウイングを装着していますが、違いはリアウイングが中央から左右に分割して別個に動かせる事でした。その姿から「怪鳥」と呼ばれました。

次が、前々回に紹介のBMW・Z4 GT3モデルの先代のモデルでBMW・Z4 Mクーペ(モデルコードE86)のレーシングカーです。Z4は、2002年にロードスターで登場、2006年にクーペモデルが追加されました。

BMW Z4 Mクーペ(E86) NEO完成品

 

   BMW Z4 Mクーペ 2007年 VLN250マイル・レース優勝車        MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

Z4 Mクーペの市販車の仕様は、全長4,113mm、直列6気筒DOHC,3,245cc、343HPでライバルはポルシェ・ケイマンSでした。本日の最後は、異色のスーパーカーアメリカの映画監督ジェームス・グリュケンハウスの趣味が高じてローラやフェラーリをベースにワンオフの公道モデルを製作していたスクーデリア・キャメロン・グリュッケンハウスが初めて独自に開発したSCG003Cです。

グリュケンハウス SCG003C 2015年 ニュルブルクリンク24時間出走車

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

SCG003Cの最後のCは、コンペティツィオーネの意味でニュルブルクリンク24時間レース向けに製作されたレーシングバージョンです。全長は、4,810mm、エンジンは、ホンダ製のV型6気筒DOHCターボ、3.5リッター、507HPで車体重量は、1,350kgと言われています。最後の短命だったアストン・マーティンのエンジン搭載のマシンを紹介します。1982年のアストン・マーティン・ニムロッドです。アストンの愛好家でディーラーだったロビン・ハミルトンと当時のアストンの会長のビクター・ガントレットのパートナーシップで1981年に設立されたニムロッド・レーシング・オートモービルズがルマンで出走させたマシンです。

アストン・マーティン・ニムロッド 1982年 ルマン№31 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

ニムロッドは、1982年のルマンで7位と健闘も1984年で終了となりました。仕様は、全長4,800mm、V型8気筒、5,340cc、520HPです。以上で本日は終わります。マットブラックのマシンたちの紹介は次回からにさせて頂きます。

 キズナっ仔の期待馬の紹介ですが、先週に有力馬が多く出走した事も有り今週は出走馬も少なく、従って期待馬も少なくなっています。只、2013年にキズナ自身が勝利し次走日本ダービーの栄冠を勝ち取った重賞レース京都新聞杯(3歳G2)にリビアングラスとファームツエンティの2頭が出走します。正に日本ダービーへの最終便ですのでどちらかに勝ってほしいものです!!他には3歳特別のイティネラートル、3歳未勝利のジューンアヲニヨシ、古馬特別のセファーラジエルインプレス、スマートリアン、古馬条件戦のレディベルに期待しています。そして5月6日には英国の2000ギニー(日本の皐月賞に当たる3歳馬の1冠目)にディープインパクトの最後の産駒の1頭、オーギュストロダンが、恐らく一番人気で出走です。2018年のサクソンウォリアー以来2度目の本場英国のクラッシックレースを勝利してほしいものです。欧州でわずか6頭の忘れ形見の1頭です。勝てば正に奇跡かと!!