モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

アストン・マーティンと同時代の名車達 1970年代 スーパーカーブームの名車達③ストラトス&ロータス・ヨーロッパ&ポルシェ930ターボ

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今日JRAの月刊誌「優駿」を購入し見ていたらマルゼンスキーの記事を見つけ当時外国の馬で最も好きだった1970年のイギリスの35年ぶりしかも最後の三冠馬となったマルゼンスキーの父、ニジンスキーを思い出しました。ニジンスキーとは、ロシアの有名なバレエダンサーで空を飛ぶような高い飛翔で伝説となった「ヴァーツラフ・ニジンスキー」の名前を由来としたと言われています。デビューから11連勝(3冠+愛ダービー+K&Qステークス)で凱旋門賞に出走し、同年のフランスのダービー馬ササフラに頭差で負けた為にその後三冠に挑戦する一流馬が減ったとも言われています。(3冠目のセントレジャー:日本の菊花賞に当たります:より凱旋門賞優先になりました)ちなみにニジンスキーの父の大種牡馬ノーザンダンサーの仔にはヌレイエフ、リファール等バレエの関係者の名前が良く付けられています。

 本題に入ります。今日の1台目は、ランチアストラトスです。世界ラリー選手権での勝利を目的に生まれたマシンでアリタリアの緑と白のラリー仕様車が有名です。

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ランチアストラトス アリタリア ラリー車 実車写真 

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ランチア ストラトス ロードカー 1974年 Vittese完成品

エンジンは、フェラーリのディーノ246GTのものをベースにラリー様に低中速重視にチィーニングされ前衛的なスタイリングは、ベルトーネのチーフデザイナー。マルチェロ・ガンディーニによるもので生産もベルトーネが行いました。俊敏なハンドリングを武器に狙い通リ1974~76年メイクスタイトルを3年連続獲得しました。仕様は、全長3,710cm、65度V型気筒DOHC,2,418cc、190HP,最高速度230km/hで生産台数は492台と言われています。

2台目は「サーキットの狼」の主人公、風吹裕矢が操るロータス・ヨーロッパです。

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ロータス・ヨーロッパ 風吹裕矢車 サーキットの狼ミーティングより引用

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ロータス・ヨーロッパ スペシャル 1972年  メイクアップ完成品

イギリスのロータス・カーズが、セブンの後を継ぐモデルとして計画され、ロータスとしては初のミッドシップのロードカーです。シリーズ1は、1966年から販売され上のモデルカー、スペシャルは、1972年に発売されたスペシャルは、最終型です。初期型の仕様は、全長3,994cm、直列4気筒OHV、1,470cc、82HP,車体重量は612Kgと軽量で最高速度は170km/hです。尚、最終型のスペシャルの出力はヨーロッパの中では最高の126HPとなっています。

3台目は、ポルシェのターボの中でも最も有名なポルシェ11ターボ(930型)です。北米のカンナム・レースで蓄積したターボチャージャー技術を市販車に採用した、スーパー・ポルシェです。

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ポルシェ911ターボ(930型) MINICHAMPS完成品

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同上 リアスタイル

1973年のフランクフルト・ショーでプロトタイプがデビュー。1975年から販売開始されました。増強したパワーを支えるべくシャーシ・ボディは、強化され特にトレッド(車幅)は、カレラより広げられ太いタイヤ収納の為、前後のフエンダーは大きく張り出し、全幅は1,775mmに(カレラ1,652mm)又リアにはカレラRSと同様の大きなスポイラーが付きました。更に911シリーズのトップグレードとして高性能だけでは無くエアコン、パワーウインドウ、リアワイパーが標準で装備されていました。仕様は、全長4,291mm、空冷水平対向6気筒SOHC,2,993cc、260HP,最高時速250km/hです。

 4台目が、スーパーカーブームの主役紹介は最後となります。ロータスエスプリです。1975年のパリサロンでデビューのヨーロッパの後継車種です。

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ロータスエスプリ Autoart完成品

ジョルジェット・ジウジアーロのデザインした極めて空力性能に優れたウエッジ・シェイプとなっており、その性能も含め,もはやライトウエイトスポーツを超えたモデルと言えます。仕様は、全長4,191mm、直列4気筒DOHC、1,969cc、160HP,最高速度は222km/hです。余談ですが、エルsプリは、1977年公開の「007私を愛したスパイ」のボンドカーとして潜水艇仕様が登場しています。

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ロータスエスプリ 「007私を愛したスパイ」ボンドカー

以上、スーパーカーブームの主役達を10台紹介しました。サーキットの狼にはトヨタ2000GTや、コスモスポーツも登場している様ですが、特に印象の強いモデルをガズー博物館のリストに沿って紹介させて頂きました。