モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:1章 名門アストン・マーティン 創業111年の軌跡⑪:DBS&シックスペンス

 最初に嬉しい話題からです。日曜日の皐月賞のトライアル・レース、スプリングステークス(3歳GⅡ)でキズナ産駒の一番人気シックスペンスが、直線力強く抜け出し3馬身半差の快勝で皐月賞への出走権を確保しました。

2024年3月17日 中山 スプリングステークスを3馬身半差で快勝のシックスペンス

現在最多勝利騎手のルメール騎手にとって今年最初の重賞制覇ともなりました。いよいよ4月14日(日)の皐月賞が非常に楽しみになりました。次は、先週のその他のキズナっ仔の期待馬の成績です。まずリステッド、若葉ステークスではホウホウプロサンゲが2着に頑張り皐月賞の出走権を獲得しました。ジューンテイクは5着入着。3歳未勝利でキットハナガサク2着、ブルボンクイーン2着、ショウンナンハルク3着、カゼノランナー1着、グーヴェルナイユ2着、アテンスマイル2着、ネバーモア2着と頑張りました。古馬では特別戦で期待のハピは、またもや3着、障害未勝利でアスターディゴンが大差勝で勝利、条件戦でアウロス1着、リアンドメテオール2着と今週も入着が多く2位ロードカナロアとの差を広げました。只スプリングステークスと同じく日曜日の阪神で開催の古馬重賞、阪神大賞典(GⅡ)ではサヴォーナが6着、ディープボンドは7着と入着も出来ませんでした。残念!!天皇賞・春に再度期待します。今日のアストン・マーティンは、DB6の後継車DBSです。DB6の生産後期にDB6の後継車として同じカロッツェリア・ツーリングが設計したコンセプトカーが、DBSコンセプト・ツーリングです。

アストン・マーティンDBSコンセプト ツーリング ABC Brianza完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

サイドウインドウの後ろのバジル等に当時人気のマスタングの影響が見えますがDB5やDB6と比べても全く美しく無いデザインでこの車が後継車にならなくて本当に良かったと思っています。結局DBSは、社内のウイリアム・タウンズのデザインでした。

アストン・マーティン DBS 1967年 SMTS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン DBS 実車写真

グリルと一体になったヘッドライト等垢ぬけてモダンになったデザインは、私も好きです。仕様は、全長4,585mm、直列6気筒、3,995cc、286HPです。

アストン・マーティンDBS 1967年 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティン DBS MINICHAMPS完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

アストン・マーティンDBSボンドカー 映画 女王陛下の007 MINICHAMPS完成品

次がDBSのV8エンジン搭載のモデルで1969年に追加されました。

アストン・マーティン DBS V8 1969年 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

デザイン的にフロントグリルは共通ですが、ホイールがワイアホイールから変更になっています。エンジンがV型8気筒SOHC,5.3リットル、330HPです。経営危機によりデヴィッド・ブラウンがアストン・マーティンを去った後の1973年に最後のDBSが「ヴァンテージ」として生産され、この年をもってDBSの生産は終了し、以降1994年のDB7迄、アストン・マーティンの車名から「DB」のイニシャルは途絶えました。因みにDBSの総生産台数は全モデルで790台と言われています。
 最後に今週のキズナっ仔の期待馬を挙げます。まず日曜日の中山のダート重賞マーチステークス(ダート1800m GⅢ)に前走交流重賞2着のキリンジが出走です。3歳馬ではダートの特別戦にセンチュリボンド、サンライズソレイユ、芝の特別戦にサウンドアレグリア、3歳未勝利にエッカート、ゴールドスター、モルツシャン、ディランヴェリテ、アイドルリアン、ホークフィールド、カレンワッツアップ、ルージュリアン、シャンパンホップ、マイネルオデーサ、古馬特別にアームブランシュ、ショウサンキズナ、アリスヴェリテ、ボルザコフスキー、条件戦にタイガーリリー、メジェドの各馬です。

2023年2月5日 きさらぎ賞で最速の上がり33.8も頭差 2着のオープンファイア

最後にディープ産駒の話題を1頭。国内の最後の産駒の1頭で昨年2月5日のきさらぎ賞2着以来休養のオープンファイアが、13ヵ月ぶりに日曜日の阪神の特別レース御堂筋ステークスに出走です。是非復活の勝利を挙げてほしいものです。