モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

名門スポーツカーメーカーの歴代モデル:1章 名門アストン・マーティン 創業111年の軌跡②:デヴィッド・ブラウン時代の到来

 2024年も波乱の幕開けで1月1日には能登沖地震が発生!!未だに行方不明者の捜索が続いていますがこの寒さの中では。2日には海上保安庁能登沖地震の被災地への救援物資の輸送予定の飛行機が日航機と衝突してやはり死者が!!救いは、日航機の乗務員と乗客の迅速な避難で日航機には死者が出なかった事かと!!関東地区は関東大震災から101年目を迎え地震への備えを実感として進めるべきかと。2011年の東日本大震災後に防災用品リュックを購入し枕元に置いてはありますが、水や食料、カセットコンロ、簡易トイレ等の用意もしようと思っています。最初から暗い話題となりましたが、これから今年初めのキズナっ仔の成績を紹介します。期待している明3歳馬ではシンザン記念で唯一の牝馬ランザロープスが、牡馬に交じり10番人気で4着に入る健闘を!3歳新馬ではディープ産駒のG1馬ダノンファンタジーの半弟スティンガーグラスが勝利、アンゴラブラックが2着、3歳未勝利でもセレブレイトエールが勝利とこの2勝が年初での3日間開催の数少ない勝利となりました。古馬の期待馬では特別レースのローズボウルが3着、グリューヴルム4着、ロードトラスト4着、ジューンアヲニヨシ5着と入着はしたものの未勝利に終わりました。結果として種牡馬ランキングは、11位となっています。今週も出走馬も期待馬も多いですが、最後に紹介します。 アストン・マーティンの今回は、第二次世界大戦後、トラクター等の製造で財を成した実業家デヴィッド・ブラウンが経営権を取得して初のモデルがDB1です。

アストン・マーティン 2リッター スポーツ 1948年(後にDB1と呼ばれる)

デヴィッド・ブラウンの経営となって初の生産車である事から後年になって「DB1」と呼ばれる様になりました。生産台数はわずか15台と言われています。

アストン・マーティン DB1 1949年 ル・マン №29 pinko完成品 

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

1948年9月から1950年5月まで生産されたアストン・マーティン 2リッター スポーツは、デヴィッド・ブラウンが、経営して初の生産車である事から後に「DB1」と呼ばれる様になりました。実は、アストン・マーティンは、デヴィッド・ブラウンがイギリスの2つの会社アストン・マーティン社とラゴンダ社を買収しその2つの会社の技術を結集して製造した車で初代モデルのDB1に初めて用いられた3分割式のフロントグリルは、今日までアストン・マーティン車のアイデンティティとなっています。DB1の仕様は、4気筒OHV、1,970cc、90HPで車体が軽量であった事も有り、最高速度は150km/hに達していたとの事です。第2世代は1950年5月から1959年7月迄生産されたアストン・マーティンDB2です。

アストン マーティン DB2 プロトタイプ 1949年 ル・マン Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

上記のプロトタイプが1949年のル・マンに出走(結果は6周でリタイア)した後1950年のニューヨーク国際オートショーで市販モデルが初公開されました。

アストン マーティンDB2(初期型)1950年ル・マン 総合6位 Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

DB2にはウォルター・オーウェンベントレー設計のラゴンダ製のエンジンが搭載されました。仕様は全長4,130mm、直列6気筒DOHC、2,580cc、105HP、車体重量1,112kg、最高速度は188km/hとなっています。DB2は、1950年のル・マン24時間レースでクラス優勝を遂げ英国を代表するスポーツカーブランドとしてイメージは、このDB2によって確固たるものになりました。

アストン・マーティン DB2(後期型)ロードカー Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

DB2は合計411台作られ最初の49台は、上記の№19,№21の様に3分割のサイドグリル付のフロントグリルにボディサイドの四角い通気グリルが特徴でした。後期型では上のロードカーの様に一体形のフロントグリルになりました。

アストン・マーティン DB2(後期型)1952年 ル・マン Spark完成品

同上 サイドビュー

同上 リアスタイル

上記のマシンは、メルセデス・ベンツが300SLで1-2フィニッシュした1952年のル・マンで総合7位、3リッタークラスでは300SLの2台に次ぐ3位となったマシンで4基のSUキャブレターが装備していたと言われています。DB2の中でも初期の第1世代(1950-1953年)のモデルの紹介は以上となります。最後に恒例のキズナっ仔の今週の期待馬です。今週は、なんと言っても昨年の秋の菊花賞勝馬のドゥレッツア、2着のダービー馬タスティエーラ、3着の皐月賞馬ソールオリエンスに次ぎ3/4馬身差で4着のリビアングラス、更に鼻差で5着のサヴォーナの2頭が最も期待の馬達です。日曜日に京都で開催の芝2400mのG2レース日経新春杯に出走します。更に土曜日の小倉の愛知杯(G3)にはエニシノウタ、ローゼライト、フラーズダルムが出走です。どちらかのレースで父キズナに今年初の重賞レースをプレゼントしてほしいものです。他には3歳特別のミラビリスマジック、カイトグート、3歳新馬ダンデライオン、オーヴァーマスター、アイルドリアン、3歳未勝利のゴールドスター、ロードリレーション、アンジョルラス、ペンナヴェローチェ、ツリーフロッグ、コネッシオーネ、古馬特別のパラレルヴィジョン、モントブレッチャ、チュウワモーニング、アネゴハダ、プッシュオン、ニューノーマルと多士済々です。是非無事に走り頑張ってキズナ種牡馬ランキング上位に押し上げてほしいです。