モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』⑩1967年:フォードvsフェラーリ第3章

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 本題に入ります。1967年は、フォードvsフェラーリの対決もですが、美しきマシンの競演も見所でも有ります。優勝は、2年連続の勝利を挙げたフォードGT・マークⅣでダン・ガーニーとA.J.フォイト組の操縦によるものでした。

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フォードGT・MkⅣ 1967年 ルマン優勝車 IXO完成品

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フォードGT・マークⅣ 1967年ルマン優勝車 実車 Auto Messe Webより引用

マークⅣは、全長4,341mm、90度V型8気筒OHV,6,997cc、500HPで車重は、丁度1,000kgと言われています。綜合2位に入ったのが250GTOと並びフェラーリのレーシングマシンの中でも最も美しいと言われる330P4です。この車は、私個人アストン・マーティンDB4GTザガートと並び最も好きな車でもあり数台蒐集していますので全て紹介させて頂きます。

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フェラーリ330P4 ルマン№21 
1967年 アイドロン完成品

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フェラーリ330P4 ルマン№21 1967年 ラクーンオート特注

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フェラーリ330P4 ルマン№21 1967年 heco models完成品

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フェラーリ330P4 ルマン№19 1967年 コジマ ロタレックス完成品 

330P4は、全長4,185mm、60度V型12気筒DOHC、3,967cc、450HPで車重は、792kgと言われています。実はこの年には永遠のライバル(私が個人的に思っているのですが)アストン・マーティンもローラとのコラボでローラ・アストン・マーティン(ローラT73)を2台出場させていました。かってルマンの常連だった英国勢(ベントレージャガー・アストン)の期待を一身に受け出場しましたが2台ともにスタート後4時間程度でリタイアとなりました。只その姿は330P4と近似性を感じさせるブリティッシュ・レーシング・グリーンで好きです。

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ローラ・アストンT73 №11 ラクーンオートオリジナル(Marshベース)

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ローラ・アストンT73 №11 メイクアップ特注(Marshベース)

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ローラ・アストンT73 №12 ラクーンオート特注(Marshベース)

№11と№12の違いは車体後部の形状で№11がより330P4と似ていると思います。1968年の第5回日本グランプリに出場したローラT70MkⅢは、№12の形状であったと記憶しています。T73と330P4を並べてみました。

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ローラ・アストンT73vsフェラーリ330P4 フロント比較

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同上 リアスタイル比較

非常に良く似ているのがお分かり頂けると思います。ローラ・アストンT73は、アストン・マーティンのV8型DOHC、5,006cc、506HPのエンジンでした。この他にも1967年は美しくユニークな車が出場しています。

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フォード ミーラージュ M1 ルマン ラクーンオート特注(TENARIVベース)

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フォード GT40 MkⅡB ルマン 1967年 Marsh完成品

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シャパラル F2 ルマン 1967年 MINICHAMPS完成品

ミラージュM1は、2台出場も2台ともにリタイア、シャパラルF2も同じく2台出場して2台ともにリタイアですが、ミラージュは、1967年のスパ1000kmレースでジャッキー・イクスのドライブで優勝を飾っています。

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ミラージュM1とローラT70の実車写真

いずれにしても結果はともかく1967年のルマンは、多士済々なメンバーだったと思います。本日はこれ迄に致します。

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アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』⑨1965~66年:フォードvsフェラーリ第2章

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 ジャパンカップが終わりました。三冠馬コントレイルが、見事にラストランを勝利で飾りました!!年を取り涙もろくなっていますが、久しぶりに競馬を見て感動の涙を流しました。本当に競馬って良いです!!改めて感激です!!コントレイル、そして福永騎手、有難う!!コントレイルには是非凱旋門賞に勝てる馬を出してほしいものです。3年後の産駒デビューが楽しみです。そして同じディープっ仔で私のペーパー馬主所有馬のサリエラ(2歳牝馬)も新馬戦を快勝!この馬は強いです!!

 本題に入ります。1964年のルマンで完敗ののフォードは、1965年に向けて体制を立て直し、ワークスチームの運営をコブラで実績を上げていたキャロル・シェルビーのシェルビー・アメリカンに変更しました。但しマシンの開発は英国に設立したFAV(フォード・アドバンスド・ビークル)とフォード本社、シェルビー・アメリカンの3拠点で分業で行われました。結果から言いますと1965年のルマンもフェラーリ250LMが勝利、フェラーリに6年連続、8回目そして最後の優勝をもたらしました。

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フェラーリ250LM 1965年ルマン優勝車 実車写真

一方のフォードは、1965年のデイトナでシェルビー・アメリカンから出場のフォードGTが、開幕戦を勝利で飾り、フォードGTとしては初の勝利を獲得しました。2回目の挑戦のルマンでは6台のマシーンを投入。その内の2台は、フォード本社で開発の6,997ccエンジン搭載で485HPのモンスター・マシンでロングノーズとスポイラーが外観上の特徴となっています。

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フォードGT マークⅡ 1965年ルマン 実車写真

結果から言いますと1965年もフォードは、全滅でフェラーリの勝利となりました。ひとつ違っていたのはフェラーリもワークス、プライベート合わせて10台出場しましたが、1位から3位を占めたのはプライベートの車で優勝は、アメリカのプライベートチーム・ノース・アメリカン・レーシング・チーム(NART)の275LMです。又シルビー・アメリカンから出場のデイトナコブラが総合8位でした。

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シェルビー・デイトナコブラ 1965年 ルマン8位 Marsh完成品

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シェルビー・デイトナコブラクーペ 1965年ルマン Marsh完成品

 続く1966年は、豊富な資金力にものを言わせ大幅な改良を施したマークⅡを8台、バックアップのGT40(市販車として50台生産し、スポーツカーとして公認を取得)5台の計13台で参戦。一方フェラーリは、新型の330P3が3台、365P2が4台、275LMが1台の計8台で立ち向かうと言う構図になりました。前哨戦のデイトナ24時間やセブリング12時間で優勝し耐久性も証明していたフォードGTマークⅡは、ルマンでもフェラーリを圧倒し、1位~3位を独占となりました。

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フォードGT・マークⅡ 1966年優勝車 ixo Models完成品

尚、操縦は現在スーパーカーの販売で有名なブルース・マクラーレンとクリス・エイモンでこのレースのゴールで1つエピソードが有ります。1~3位は後続を引き離し余裕のゴールと言う事も有り、フォード上層部は優勝を誇示の為、3台を並んでゴールさせる事を指示。この時点でトップのマイルズ/ハルム組は、スピードを落とし、マクラーレンが1周遅れと勘違いして少し遅れてゴール。結果勝者は、マクラーレン/エイモン組となってしまいました。マークⅡの仕様は、全長4,140mm、90度V型8気筒、6,997cc、485HPです。

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ポルシェ906/6(カレラ6)1966年ルマン7位 Quartzo完成品

上のポルシェ/6は、総合7位に入った車で全長4,113mm、水平対向6気筒、1,991cc、210HPで重量は670kgと言われています。

一方、フェラーリは、ルマンの7連覇を阻止され、プロトタイプは全滅、8位の275GTBが、GTクラス優勝を確保したのが、唯一の慰めでした。

 本日はこれ迄に致します。尚、今週のキズナっ仔の期待馬は、2歳でアクティブバイオ、3歳以上では、スーパーホープ、エイカイファントム、スパイラルノヴァ、マリーナ、ヴェルザスカです。キズナのリーディーング・ランキング3位奪還に頑張って!!

 

 

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アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』⑧1964:フォードvsフェラーリ第1章

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 今日はいよいよジャパンカップです。4世代のダービー馬、海外のG1馬3頭の競演です。記憶に残る素晴らしいレースを見たいものです。今日のキズナっ仔は、シャングリラステークス(3勝クラス特別)でクロパラントゥが勝利!この1勝だけでした。今日の新馬戦でペーパー馬主所有馬のサリエラ(ディープっ仔)がデビューです。この馬にも頑張ってほしいものです。

 本題に入ります。今日は1964年のルマンです。この年も勝利はフェラーリです。

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フェラーリ275P 1964年ルマン優勝車 ルマンの会Webより引用

 只、この年より強大なライバルが参戦して来ました。それはフォードです。この裏には良く知られたエピソードが有り、2020年に「フォードvsフェラーリ」と言う名前の映画にもなっています。1963年にフォード・モーターの総帥ヘンリー・フォード2世が、フォードの名声を高める為にルマンへの参戦と勝利を狙い当時の副社長リー・アイアコッカフェラーリの買収を指示。フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリと商談し、まとまりかけましたが、契約にレース参戦の最終決定権はフォードと言う点がレース命であったエンツォにとって論外で破談になりました。その時にエンツォがアイアコッカに「醜い車を量産してろ!重役たちは間抜け!ヘンリー・フォード二世は所詮二世。偉大な祖父に遠く及ばない」と言ったとの事です。その言葉に烈火の如く怒ったフォード二世は、社の総力を挙げてマシンを開発し、フェラーリを打ち負かせと指示しました。その結果、翌年の1964年よりフォードが初参戦となりました。

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フォードGT 1964年ルマン出走車 実車写真

お互いの布陣は、フェラーリが、ワークスより275P(250Pをマイナーチェンジと排気量アップ)3台と330P(275Pより更に排気量アップ)1台、プライベートで330Pを3台、新型の275LMが3台の8台体制で、フォードは、前年のルマンに出場したローラGTを買い取りこの車をベ-スにフォードのV8エンジンを搭載したフォードGT3台で参戦しました。結果フォードは、スピードでは圧倒したもののギアボックスのトラブルでリタイアし、ファラーリが表彰台を独占の結果となりました。  4位には2台のフェラーリ250GTOを抑え、キャロル・シェルビーが、エントリーしたシェルビー・デイトナコブラが入りました。

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デイトナコブラ 1964年ルマン4位 コジマオリジナル(モデルテクニカ)

デイトナコブラに敗れた250GTOの内の1台が下の車です。プライベートのノースアメリカンチームからの出走でレース半ばでリタイアしています。

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フェラーリ250GTO 1964年ルマン BBR完成品

 この年の2リッタークラスのクラス優勝のポルシェ904GTSです。

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ポルシェ 904GTS 1964年ルマン出走車 TECNOMODEL完成品

更にこのレースで結果は出ませんでしたがジャガーから2台のジャガーEタイプライトウエイトが出場しています。特にシルバーの№16は、私の好きなマシンです。

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ジャガーEタイプ ライトウエイトクーペ №16 ラクーンオート特注

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ジャガーEタイプ ライトウェイト 1964年ルマン №16 Spark完成品

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ジャガーEタイプ ライトウエイト1964年ルマン №17 Spark完成品

№16のライトウェイトは、全長4,455mm、直列6気筒DOHC,3,781cc、344HPで最高速度は250Km/hと言われています。

 そろそろ今日の競馬が始まりますのでこれ迄と致します。コントレイル、快晴の青空の中で飛べ!!

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アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』⑦1963~

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 いよいよ三冠馬コントレイルのラストランのジャパンカップが、明後日、日曜に迫って来ました。体調も良い様で天気も良く飛行機雲(コントレイルの意味)、ディープの様に飛ぶ走りを期待しています。キズナっ仔は、今週は出走が少ないですが、2歳馬では、ショウサンキズナ新馬のトラストメイウェザ、京都2歳ステークス(G3)のグッドフェイス、白菊賞のシンシアウィシュ、古馬では、クロパラントゥに期待です。

 本題に入ります。この当時のフェラーリは、全盛期でルマンで1960年~1965年6連覇しますが、優勝車のモデルカーは、持っていませんので1963年の優勝車フェラーリ250PもWebより画像を借用しています。

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ファラーリ250P 1963年ルマン優勝車 Look Smartのサイトより引用

250Pは、テスタロッサのV12エンジンをミッドシップに移し替えた新型でルマン史上でも初めてミッドシップのマシンの優勝となっています。この当時はGT(基本市販車)とプロトタイプ(試作車)が混在しており250PのPはプロトタイプを意味します。フェラーリは、250Pを3台、330TR(1962年優勝車)と330LMB(250GTOのシャーシに4リットルのV12搭載のプロトタイプ)3台で参戦。

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フェラーリ330LMB 1963年ルマン BBR完成品

330LMBは、全長4,360mm、60度V12型SOHC,3,967cc、390HPで№26のこのマシンは、総合5位の入っています。結局フェラーリが、1~6位迄独占し、7位に1959年アストンのDBR1で優勝のキャロル・シェルビーが制作したAC社のエースの車体にフォードのV8搭載のACコブラが入りました。

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ACコブラ 1963年 ルマン 総合7位 Spark完成品

この年はイギリスからアストン・マーティンのDP214と215が合わせて3台(214はGT,215はプロトタイプ)ジャガーからEタイプのライトウエイトが3台出場しましたが、アストン・マーティンは全滅し、ジャガーも9位に入ったのみです。

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アストン・マーティDP215 ラクーンオート特注(サザンクロスミニチュアベース)

DP215は、全長4,420mm、6気筒DOHC、3,996cc、345HPでルマン史上初めて319.6km/hと300km/hの壁を破ったマシンです。

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アストンマーティンDB214 Spark完成品

DP214はDB4GTのエンジンのボアを拡大し3,749cc、314HPとしたマシンですが、出場した2台共に途中リタイアしています。9位に入ったマシンが、次のマシンでアメリカの資産家、ブリックス・カニンガムのプライベートでの参戦です。

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ジャガーEタイプ ライトウエイト ブリックス・カニンガム 京商完成品

以上、本日は1963年のみとなりましたが、終わりと致します。

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アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』⑥1961~

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 こんどの日曜日はいよいよ三冠馬コントレイルのラストランのジャパンカップが開催されます。是非晴れて良馬場で開催される事を祈っています。

 本題に入ります。1961年のルマンもフェラーリの独壇場で優勝は、250TR61でした。メカニズム面では大きな変化が有り、それ迄ポルシェの様な小排気量のマシンにしか採用されていなかったミッドシップエンジンが、いよいよ大排気量車にも採用され始めました。英国勢は、ジャガーは、出場せず、アストンも後に挙げる通りです。

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フェラーリ250TR61 1961年ルマン優勝車 ルマンの会Webより引用

この年はアストン・マーティンDB4GTザガートが、3台出場しました。残念ながら成績的には見るべきものは有りませんが、私のモデルカーの中でも最も好きな車が出場していました。1台目が、№1の白のアストン・マーティンDB4GTザガーとです。

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アストン・マーティンDB4GTザガート ステファン・バーネット完成品

上のモデルカーは、既に私の手元にはありませんが、どこかで大切にして頂いていると思います。2台目が、№2のアストン・グリーンのDB4GTザガートです。

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              アストン・マーティンDB4GTザガート 伊藤達郎さんワンオフ製作品                

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アストン・マーティンDB4GTザガート アイドロン完成品

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アストン・マーティンDB4GTザガート ル・フェニックス完成品

上の3台のモデルカーを比較頂くとアストン・グリーンの再現が非常に難しい事が分かります。次に現存している「1VEV」の実車の写真です。

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アストン・マーティンDB4GTザガート 「1VEV」実車写真

この車もルマン以降様々なレースに出場していた様で何度もレストアされており、現役当時のボディカラーかは不明と思います。只そのスタイリングの美しさはフェラーリ250GTOと双璧と私は勝手に思っています。DB4GTザガートは、全長4,270cc、直列6気筒DOHC,3,670cc、314HPで最高速度247Km/h。

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アストン・マーティンDB4GTザガートVSフェラーリ250GTO

 続いて1962年のルマンもやはりフェラーリが強く優勝は、フェラーリ330LMで、2位がフェラーリのレース史上最も有名な250GTOです。

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フェラーリ330LM 1962年ルマン優勝車 №6 実車写真 FavCars.comより引用

330LMはテスタロッサの車体に4リットルのV12気筒を搭載したものでこの車の後、2位、3位に入ったのが新型の250GTOで特に№19は、特に有名です。

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フェラーリ250GTO 1962年ルマン2位 メイクアップ特注(BBRベース)

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フェラーリ250GTO 1962年ルマン2位 アイドロン

フェラーリ250GTOは、全長4,400mm、V型12気筒DOHC,2,953cc、300HPで最高速度280km/hと言われています。

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フェラーリ250GTO 1962年ルマン2位 実車写真

次はジャガーEタイプでフェラーリ250GTOの2台に続き総合4位に入りました。

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ジャガーEタイプ レーシング 1962年ルマン総合4位 TECNOMODELS

この車は全長4,440mm、直列6気筒、3,781cc、280HPとの事です。

いずれにしてもこの時代に集中してフロントエンジンの名車が輩出していると言えます。本日はここ迄に致します。

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アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』⑤1959~

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 先週のキズナっ仔の結果です。2歳馬は、カフジテトラゴンが勝利、ペーパー馬主所有馬ビジンが、4着でした。古馬では、スリートップキズナが3着、スーパーホープが3着、オールザワールドが5着、フラーズダルムが2着と善戦も勝ちきれませんでした。只、ディープっ仔のグランアレグリア(5歳牝馬)が、マイルチャンピォンシップ(マイルG1)に快勝し、短距離G1レース6勝目(桜花賞安田記念マイルCS×2回、ヴィクトリアマイルスプリンターズステークス)を上げ史上最強クラスのマイラーである事を証明し、このレースをもって引退しました。ご苦労様でした。

 本題に入ります。1958年迄、アストン・マーティンは、総合2位が続きなかなか栄冠を掴めませんでしたが、1959年やっとルマンに勝利する事ができました。

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アストン・マーティン・DBR1 1959年ルマン優勝車 PADDOCK完成品

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アストン・マーティン DBR1 1959年ルマン優勝車 Spark完成品

DBR1は、全長4,030mm、直列6気筒、2,993cc、801Kg,250HP,最高速度は、254km/hで操縦は、ロイ・サルヴァドリとシエルビー・コブラで有名なキャロル・シェルビーでした。この年は2位もDBR1でアストンは、1928年に初出場以来の悲願の優勝を1-2フィニッシュと言う最高の形で迎えました。
 他に出場した車としてはロータス・エリートが有りF1で有名なジム・クラークが初めてルマンに出場し、総合10位でフィニッシュしています。

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ロータス・エリート 1959年ルマン 10位 IXO完成品

ロータス・エリートは、直列4気筒、1,221ccで車両重量は650kgです。更にこの年にはアストン・マーティンも名車DB4GTを出場させています。

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アストン・マーティンDB4GT ルマン1959年 Spark完成品

DB4GTは、当初4位につけるも開始3時間後にリタイアとなりました。

  翌年の1960からフェラーリはルマンでの黄金時代を迎えます。その初年度に勝利を収めたのが250テスタロッサ60です。

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フェラーリ250テスタロッサ60 1960年優勝車 レース写真

250テスタロッサ60は、V型12気筒、2,958ccで操縦者の内1名は、後にカージャーナリストとして有名なポール・フレールでフェラーリは、前年の総合優勝でファクトリーとしては撤退したアストン・マーティンDBR1が、プライベーターでの3位を占めた以外は1位から7位迄独占と言う事になりました。本日はこれ迄に致します。次回はいよいよアストン・マーティンDB4Gtザガートの登場です。

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アストン・マーティンと同時代の名車達:レースカー編 『ルマンを中心に活躍したレーシングカーの系譜』➃1957~

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 先週から8週間連続にG1レースが続きます。来週はいよいよ三冠馬コントレイルの最終戦ジャパンカップです。ダービー馬4頭(全てディープ産駒)の競演も初めてすが、是非コントレイルに有終の美を飾ってほしいものです。今週のキズナっ仔の期待馬を上げておきます。2歳馬が、未勝利のイーサンアイ、カフジテトラゴン、東京2歳ステークスのデリカテス(全く人気薄ですが)、日曜日の未勝利のビジン(私のペーパー馬主所有馬)、2歳特別レースのサイード新馬のスマートドラフト、3歳上ではスリートップキズナ、スーパーホープ、オールザワールド、フラーズダルム等期待馬が多く出走します。みんな頑張れ!!です。

 本題に入ります。1957年のジャガーは、市販車の開発・生産に力を集中するとの理由でワークスとしてはルマンを撤退しましたが、それ迄使用してきたマシンをエキューリ・コックス等に譲渡しセミワークス的にサポートすることになりました。そして優勝したのがエキューリ・コックスのDタイプです。これによってジャガーは、ルマン3連覇し、勝利数では5勝とベントレーと並ぶ事になりました。この車は、排気量が、3,781ccにアップされ300HPのパワーを発揮しました。

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ジャガーDタイプ 1957年ルマン優勝車 №3 Spark完成品

一方2年連続2着に甘んじていたアストン・マーティンは、その年にニュルブルクリンク1000kmで優勝のDBR1、2台で参戦して来ました。

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DBR1 1957年 ニュルブルクリンク優勝車 hecomodeles完成品

そのDBR1は、2台ともにレース中盤でリタイアとなsりました。只、2台出場していたDB3Sの内1台№21が、3リッタークラスでの1位となりました。

  1958年は、ルマンのレギュレーションが、大きく変わりました。1955年の大事故以降、1958年のミッレミリアでもドライバー、観客合わせて11名が死亡する事故が起こり、ルマンの出走車のエンジンの排気量を無制限から3リットル以下に制限されました。この変更は元々3リットル以下のアストンやフェラーリには追い風となりました。この年のルマンにフェラーリは、10台の250テスタロッサを投入(内ワークス3台)優勝したのではワークスのフェラーリ250テスタロッサです。

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フェラーリ250テスタロッサ 1958年ルマン優勝車 ロムオリジナル

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同上 リアスタイル

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同上 操縦席

250テスタロッサは、全長4,170mm、V型12気筒、2,953cc、798Kg,300HPで最高速度は、270km/hと言われています。同じくルマン出場のテスタロッサでポーンツー・フェンダーのマシンを紹介します。

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フェラーリ250テスタロッサ 1958年ルマン出走車 TecnoModel完成品

この車は、ルマンではリタイアに終わりました。因みにテスタロッサとはイタリア語で「赤い頭」を意味し他の250エンジンと区別する為に赤いカムカバーを装着していた為で、上のポーンツー・フェンダーは、フロントドラムブレーキの冷却目的でこの形状になったと言われています。今回はここ迄に致します。次回はいよいよアストン・マーティンのルマン初優勝のDBR1を紹介致します。

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