又、昔の競馬回顧から始めます。カブラヤオー、テスカガビーの翌年も歴史に残る名馬達(TTG:トウショウボーイ・テンポント・グリーングラス)の時代の始まりです。私の約50年間の競馬の中で最も記憶に残っているレースが、1977年(昭和52年)の第22回有馬記念です。わずか8頭立のレースでしたが、スタートからトウショウボーイとテンポイントのマッチレースの様相を呈し最後迄2頭が競い合いテンポイントが3/4馬身差で1着。トウショウボーイが2着。更に1/2馬身差でグリーングラスが3着。更に大きく6馬身離れてその年の菊花賞馬プレストウコウが4着と正にTTG決戦と言え、日本の競馬史上でも屈指の名勝負と言われています。(次回に続く)
本題に入ります。1970年代は、スーパーカーブームの時代でも有ります。特に50代の皆様は、少年ジャンプに1975年~79年連載された「サーキットの狼」に夢中になった方も多いと思います。
私は既に社会人でしたので余りブームの影響を受けていません。そこで「ガズー博物館・名車館・スーパーカーブームの花形モデル」掲載の車を紹介させて頂きます。記事も是非ご覧下さい。
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1台目が、ランボルギーニ・カウンタックです。この車は、1971年のジュネーブショーで発表され1973年発売されました。
カウンタックとは、イタリアのピエモンテ地方の方言で「驚きの感嘆詞」を意味するとの事でかって無いスタイリングです。フロント部分はプロトタイプそのものです。
かって存在したどの車にも似ていない強烈なインパクトの有るデザインで今でもスーパーカーの代名詞的存在です。当時ベルトーネに在籍していたマルチェロ・ガンディーニが手掛けた大胆なウエッジシェイプの車体に縦置きされたV12気筒エンジンで仕様は、全長4,010mm、60度V12気筒DOHC,3,929cc、385HP,最高速度300km/hと言われていますが、少し無理が有る様です。
2台目がフェラーリ365GTB4BB・512BBです。正にカウンタックの好適手と言える車です。
BB365GT4BBは、12気筒のフェラーリのロードカーとして初めてミッドシップレイアウトを採用のモデルとなっています。
365GT4BBの仕様は、全長4,360mm、180度V12気筒DOHC,4,390cc、380HPで最高速度は、302km/hで正にカウンタックと世界最高速を争っていました。尚BBとはベルリネッタ・ボクサー、つまり2ドアクーペで水平対向エンジン(厳密には180度V型)を意味します。このマイナーチェンジ版が512BBで排気ガス対策のパワーダウンを補う為に4,942ccに排気量を拡大しましたが、最大出力は360HPにダウンしました。ちなみに512BBの512は、従来の1気筒×12の意味では無く5リットルで12気筒を意味する様になりました。
尚、365GT4との外観上に違いはテール部分の延長、テールランプが3連⇒2連、エクゾーストパイプが6本⇒4本、フロントにリップスポイラーが追加された等となっています。本日は、最大のライバル2台の紹介で終わりに致します。