モデルカー趣味の絆館〜800台の蒐集日記〜

イギリスの名車アストンマーティン他の蒐集全国行脚を毎日書いていきます

アストン・マーティンと同時代の名車達 1990年代『伊vs英のスーパーカー・ハイパワー競争』①ランボルギーニ・ディアブロvsジャガーXJR-15

astonmartin-modelcarshop.com

 最初に今週のキズナっ仔の出走予定が出ましたので期待馬を!!2歳戦では2頭。7月18日(日)函館5R 新馬戦 レディベル(牝馬)、小倉2R 未勝利 アランヴェリテ(牡馬・前走2着)。3歳馬では7月17日(土)函館2R 未勝利 リアンペスカ(牝馬・前走2着)、函館6R 未勝利 ノアスマッシュ(牝馬・前走2着)、7月18日・小倉3R マーチャンフェイス(牝馬・前走2着)。最後に特別戦では共に前走大敗ですが、巻き返しを期待!!7月17日小倉11R グランスピード、7月18日小倉9R オールザワールド、福島10R ロジーナに期待しています。結果は如何?

 本題に入ります。1990年代は、1993年にEU(欧州連合)の発足に伴いヨーロッパの勢いが増し、イタリアのファラーリ・ランボルギーニvsイギリスのジャガーマクラーレンを中心にハイパワー化が加速していった時代です。

 その1台目は、経営難に苦しんだランボルギーニが、クライスラー傘下で発売したランボルギーニディアブロ(イタリア語で悪魔の意味・伝説の闘牛の牛の名前)です。

f:id:syuminokizunakan:20210716064526j:plain

ランボルギーニディアブロ VT 1993年 MRコレクション完成品

大ヒットの名車カウンタックの後継車として1990年に発売されました。パワートレインレイアウトは、カウンタックを継承するもののデザインは、クライスラーの意向が反映されガンディーニの初期デザインは、シザードアは残されたもののエッジが削り落され洗練されたものに大幅に変更されたとの事です。一方軽量化はされ幅2,040mmのボディを1,650kgに抑える事になりました。仕様は、全長4,460mm、60度V12気筒DOHC,5,703cc、492HP,最高速度325km/とはフェラーリテスタロッサを意識した数字となっています。尚、上のモデルカーのディアブロVT(ビスカス・トラクション)は、1993年に発売され、現在迄続く4WDスーパーカーであるランボルギーニの最初の車です。880台生産されました。

f:id:syuminokizunakan:20210716065652j:plain

ランボルギーニディアブロVTロードスター 1996年 MRコレクション完成品

 ディアブロVTロードスターは、スペックは、VTと殆ど変わらず465台生産されました。更にアウディ資本の元でレース用車両GT2を公道仕様にした世界限定80台の4WDモデルのディアブロGTが1999年に発売されました。

f:id:syuminokizunakan:20210716073627j:plain

ディアブロGT 1999年 MRコレクション完成品

仕様は、全長4,430mm、60度V12気筒DOHC,5,992cc、575HPで前後のトレッドを拡大、特に前のトレッドは110mm拡大されました。

 2台目は、イギリス代表、ジャガーXJRー15です。

f:id:syuminokizunakan:20210716125041j:plain

ジャガーXJRー15 ラクーンオート特注(プロバンスベース)

ジャガーXJRー15は、トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)が、F1のサポートレースとして、ポルシェ車による「ポルシェカップ」に類するジャガー車によるワンメイクレースを企画し、そのレース用の車として当初50台限定の予定で開発されたと言う経緯が有るそうです。公道走行が可能なスポーツカーですが、本来純レーシングカーに与えられる「XJR」の型番が与えられ、ベース車にはルマン等に参戦していたXJR-9が使われました。仕様は、全長4,800mm、V型12気筒SOHC,5,993cc、450HPで最高速度297km/hで、車両重量は、わずか1,050kgです。生産台数は、最終53台です。

f:id:syuminokizunakan:20210716130625j:plain

ジャガーXJR-15 1991年モナコ・グランプリ(ワンメイクレース)優勝車   Spark完成品

1991年にXJR-15のワンメイクレースが、モナコグランプリ、イギリスグランプリ、ベルギーグランプリと3戦開催されたとの事です。

 最後が、ランボルギーニディアブロと少し因縁のあるスーパーカー、チゼータ・V16Tです。かつてイタリアにあった自動車メーカーのチゼータが、生産の車です。

f:id:syuminokizunakan:20210716171932j:plain

チゼータ・V16T ja.wikipedia.orgより引用

名前の由来の6LV型16気筒DOHCエンジンをミッドシップに横置きでレイアウト。このエンジンと縦置きのトランスミッションの配置が『T』字型になる事がV16Tの『T』の由来になっています。エンジンの設計にランボルギーニ出身のスタッフが含まれ、デザインもディアブロを設計したガンディーニのデザインであった為このチーゼータの姿がディアブロの本来の姿(クライスラーに大きく修正される前)ではとの噂があったそうです。確かにフロントからドアへのフォルムに関連性が感じられます。

 仕様は、全長4,443mm、6LV型16気筒DOHC,5,995cc、568HP,最高速度328km/hで1989年ショーデビュー、1992年より月1台ペースで生産がスタートしましたが、1992年のチゼータの倒産により8台(最終15台)で生産終了となりました。※その後アメリカで設立の「チゼータ・オートモビル・USA」で受注生産されています。

 本日はこれにて終わりと致します。

収集家の心をつなぐ終活ショップ 絆 モデルカー店